街で面白いものやピンと来たものを見つけたり、自分で何かを作ったり、
映画を観たり、読書したり、何かをインプットするとBlogにはアウトプット
しやすいですよね。
でも、何故でしょうか、ここ2か月いろいろインプットしていたはずなのに、
一切アウトプットする気力が湧いてきませんでした。
今日あった事を今日のうちにアウトプットするのはネタも新鮮ですし、
その時ビビットに感じた気持ちをストレートに表現できます。
しかし、先日のエントリーのネタもちょっと前のもの。
実際にパンを作ろう!と思い立ってから実際に形になるまでというのは
結構時間がかかるものですし、実際に行動している時ってそれを
文章としてまとめられないもののような気がします。
(これは自分が不器用なせいですが)
ところで、パンを作る前に他にも自作に挑戦したものがあります。
それは「ラム・レーズン」
ラム・レーズンを使ったお菓子が大好きで、秋から冬にかけて売り出される
ロッテの「ラミー」というチョコレートは毎年待ちにまっているもののひとつ。
その他にもアイスクリームやパウンド・ケーキなどラム・レーズンが入っている
ものには目がありません。
しかし、自分でそのそのラム・レーズン自体を作ろうと思った事はありませんでした。
それが、夏の終わり頃お邪魔した友人宅で、自家製ラム・レーズンが入った
料理を出して貰い、さらに8年前に漬け込んだという貴重なラム・レーズンを試食
させて貰った時、絶対自分でもやってみよう!と思ったのでした。
確かに作り方は超簡単で、干しブドウとラム酒を購入し、
密閉容器に入れて漬け込むだけ。
ですが、友人のアドバイスによると、普通にスーパーなどで売っている
干しブドウはオイルコーティングがしてあるので、出来ればオイルフリー
のものを使った方が良いよと。
早速上野のアメ横でオイルフリーの干しブドウを購入。
※アメ横ってお魚のイメージですが、乾物やハーブ、お茶などのお店も沢山あります
ラム酒はメジャーなマイヤーズ。
500グラムの干しブドウを2瓶に分けて漬け込みました。
漬け込んだのは9月25日。
それにしても、時間をかけてゆっくり漬け込むはずが、瓶をみているとついつい
味見してみたくなるのです。
結局誘惑に負けて1日経った(早過ぎです!)ものを一粒食べてみると
かなり強いアルコールの味がラムに浸みこんでいます。
まだまだまろやかさとは遠い味。
でも意外にこういう強いラムの風味も嫌いではありません。
あ!これはバニラ・アイスクリームにかけて食べると絶対に美味しい!
と思ってしまい、後日実際に試してみたのは言うまでもありません。
案の定普通のラクトアイスのバニラアイスクリームがラム・レーズンを
かけるとぐっと大人で風味豊かなデザートに変身しました。
しかし、私が目指すのはラム酒にレーズンのまろやかさが加わって、
レーズンにはラムの芳醇な香りと濃厚な風味が加わること。
こればかりは、時間の経過を待つしかありません。
1瓶目はつまみ食い用にしてしまいましたが、2瓶目はじっくり待って
時間が醸した豊饒な味を堪能したいものです。
Blogネタも時間を経る事によって味わい深い内容にならないかな~。
2012年11月8日木曜日
2012年10月29日月曜日
空きすぎて秋
気付けば最後の更新はめちゃくちゃ暑い!夏だった頃。
間が空きすぎてすっかり肌寒い秋も深くなりつつある今日この頃。
全くBlogを更新せずに過ごした2か月。
特に何かに忙殺されていたわけでは全くなく、
ただただ自分から何かを発信するのが億劫になっていただけ。
そんな2か月の間にもいろいろと季節だけでなく変化はあるわけで、
新に始めてみた事も。
料理(惣菜系)は作ることも好きでしたが、
分量をきっちり計ったり手順通りにしないと失敗しやすい
お菓子は子供の頃に失敗して以来、私には向かないと諦めていました。
しかし、友達にライ麦パンの簡単なレシピを紹介してもらったのを
きっかけに、自分でもやってみよう!と一念発起。
材料がシンプルなもの手伝って、作ってみることに。
パンはお菓子同様計量と手順など目分量ではダメ。
きっちり計って、手順も間違えないように・・・。
慎重に慎重に・・・。
慎重にしすぎる余り、計量と手順にこだわり過ぎて生地の
状態がどうなったら次のステップに行くべきか、全く見失って
しまったのです。
結果、出来上がったものは、中身はずっしりしっとりしているのですが、
外側の皮がかなり固め。
レシピもシンプルな手順説明でしたので、その辺がよく分からなかった
のも敗因でしょう。
いつもなら、やっぱり自分にはこういう種類の調理は苦手なのだと
諦めて、二度と手を出さない事にするのですが、何故か今回は
負けん気に火が付いたというか、絶対美味しいパンを自分で作りたい!
と思ってしまったのでした。
それから自分なりに失敗した点や改善策を考えたりした結果、
結局「発酵」が上手く出来なかったのだと結論。
さらに、他の友人からのアドバイスによるとライ麦はもともと余り膨らまない
ので、ビギナーには余り向かないかも、もし作るならこんなパンからどう?
と初心者向けのレシピ本を貸してくれました。
余り分量や手順にこだわり過ぎるより、パンはTry&errorなのだから、
何度も作って自分なりに生地の状態や発酵具合を体得するべきなのよ
とアドバイスも受けました。
借りたそのレシピ本がまたとっても判りやすく、またパンと街に
まつわるエピソードのエッセイが楽しいものでしたので、意気込み過ぎるのではなく
肩の力を抜いて挑戦する事が出来たように思います。
そのレシピはシンプルでありながら基礎の部分はきちんと解説してあって、
私にはとても分かりやすくて作りやすいものでした。
そして、出来上がったのがこちら!
カッテージチーズ入りクレセント・ロール
粉と数種類の材料だけで、あっという間にこんな美味しいパンが
自分の手で作れるんだ!という事に素朴に感動しました。
この小さな成功体験を少しづつ積み重ねていくことで苦手意識が
取れてきて上級者向けのパンを焼ける日が来たらいいな~と思っています。
本当はもうひとつ発酵させるシンプルな丸パンを作ったのですが、
そちらはちょっと形がイマイチなので、今度きちんと出来た時には
またご報告します。
(形は悪くても発酵は上手くいったと思うし、焼き上がりも上々でした)
2012年8月27日月曜日
Growth
以前このBlogで書いた事があると思うのですが、
私は植物を育てるのが苦手です。
綺麗な薔薇の鉢植えを貰ったときは、とっても嬉しかったのですが、
水遣りの量やタイミングが分からなかったり、外に出すのもおっかな
びっくりしていて、余り長く咲かせておくことが出来ませんでした。
そんな私ですから「茶色の指」を持ってるからね~
と自嘲的に言って鉢植えなどを自ら買うことは殆どありませんでした。
友人宅などに行くと、観葉植物がたくさん置いてあり、
綺麗な緑の葉を元気に繁らせているのを見て羨ましくなります。
道を歩いていても、綺麗に花を咲かせているお宅の庭先や、お寺などの
美しく丹精された庭に、目の保養をさせてもらっています。
植物は誰かが育てたものを眺めるのが一番。
そう思ってきたのですが、昨年の秋立ち寄ったビルで開店7周年の
記念品として配布していた小さな「パキラ」をもらいました。
本当に小さかったし、どうせすぐ枯れてしまうんだろうなと思いつつ
部屋の隅に飾っておきました。
最初は余り気にもとめなくて水遣りも一週間忘れたりしていました。
そんな風におざなりにしていたのですが、数週間後ふと見てみると、
新芽が出ているのです。
とはいえ、そんなに気にも留めずにやはり殆ど放置していました。
しかしその新芽はどんどん育って綺麗な緑の葉になったのです。
そうなってくると少しは関心が向くというか、少し気にして水遣りを
してみたり、窓際の陽のよく当たるところに移動してみたり。
ただ以前友達に過保護にするから植物が駄目になるんじゃないの?
というアドバイスを貰っていた事を思い出したのでした。
確かに、気にしすぎて水遣りを頻繁にしてしまったり、部屋の中だけに
置いておいてしまったり・・・。
やはり植物も人間関係と一緒でタイミングや距離感が大切なのかもと
今は思っています。
今回は最初から余り気に掛けすぎず適度な距離感を保てたのが
吉と出たのかもしれません。
今では少し大きい鉢に植え替える程沢山の葉を繁らせてくれて、
元気な緑に癒されています。
ただ、このパキラどこまで大きくなるのやら・・・。
また鉢を買わなければならないかも?
※パキラは比較的育てやすい植物なので私の苦手意識を取ってくれるのに
丁度良かったのかもしれません。
私は植物を育てるのが苦手です。
綺麗な薔薇の鉢植えを貰ったときは、とっても嬉しかったのですが、
水遣りの量やタイミングが分からなかったり、外に出すのもおっかな
びっくりしていて、余り長く咲かせておくことが出来ませんでした。
そんな私ですから「茶色の指」を持ってるからね~
と自嘲的に言って鉢植えなどを自ら買うことは殆どありませんでした。
友人宅などに行くと、観葉植物がたくさん置いてあり、
綺麗な緑の葉を元気に繁らせているのを見て羨ましくなります。
道を歩いていても、綺麗に花を咲かせているお宅の庭先や、お寺などの
美しく丹精された庭に、目の保養をさせてもらっています。
植物は誰かが育てたものを眺めるのが一番。
そう思ってきたのですが、昨年の秋立ち寄ったビルで開店7周年の
記念品として配布していた小さな「パキラ」をもらいました。
本当に小さかったし、どうせすぐ枯れてしまうんだろうなと思いつつ
部屋の隅に飾っておきました。
最初は余り気にもとめなくて水遣りも一週間忘れたりしていました。
そんな風におざなりにしていたのですが、数週間後ふと見てみると、
新芽が出ているのです。
とはいえ、そんなに気にも留めずにやはり殆ど放置していました。
しかしその新芽はどんどん育って綺麗な緑の葉になったのです。
(最初は樹皮のある部分の先端に小さい葉が四枚ほどでした)
そうなってくると少しは関心が向くというか、少し気にして水遣りを
してみたり、窓際の陽のよく当たるところに移動してみたり。
ただ以前友達に過保護にするから植物が駄目になるんじゃないの?
というアドバイスを貰っていた事を思い出したのでした。
確かに、気にしすぎて水遣りを頻繁にしてしまったり、部屋の中だけに
置いておいてしまったり・・・。
やはり植物も人間関係と一緒でタイミングや距離感が大切なのかもと
今は思っています。
今回は最初から余り気に掛けすぎず適度な距離感を保てたのが
吉と出たのかもしれません。
今では少し大きい鉢に植え替える程沢山の葉を繁らせてくれて、
元気な緑に癒されています。
ただ、このパキラどこまで大きくなるのやら・・・。
また鉢を買わなければならないかも?
※パキラは比較的育てやすい植物なので私の苦手意識を取ってくれるのに
丁度良かったのかもしれません。
2012年8月24日金曜日
ヘッドハンター
【あらすじ】
優秀なヘッドハンターだが背が低い事がコンプレックスなロジャーは
美しい妻を喜ばせ贅沢な生活をするため、裏稼業として美術品窃盗を繰り返していた。
綱渡りながらも優雅な生活を送っていた彼だったが、ある出来事をきっかけにどんどん
追い詰められていくことに・・・。
今年2作目のノルウェー映画。
前回観た作品は「孤島の王」は、どこまでも寒々しく、重々しく、淡々と凄惨な描写が
続いていく悲劇の物語でした。
北欧映画と一括りにするのはいかがなものかとは思いますが、
スウェーデン映画の「ぼくのエリ」や「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」などは
やはり、「孤島の王」と同じく、シリアスでダークな色合いの強い作品でした。
それ以外でも、15年くらい前に観たフィンランド映画「浮き雲」なども、
物語の大半が淡々とした救いの無い描写で占められ、観ているこちらが
遣り切れなくなってくるといった作品でした。
(しかし、この作品は素晴らしいオチが付くので、救われるのですが)
さらにさらに、今年どっぷりハマりまくっている(現在進行形)「TTSS」も
監督はスウェーデン人であり、その作風はやはり英国作品ではあっても、
北欧色の強い作品だなと思っています。
というように、北欧系映画=暗い、重い、寒い、淡々というイメージが強く
ついてしまっていました。
が!が!が!
ここに来て、全く新しい北欧映画が登場しました!
ジャンルとしてはサスペンススリラーという事になるのでしょうが、
最初は優秀でしたたかな主人公が一転どんどん追い込まれてからの
展開のむちゃくちゃぶりが、本当に凄すぎてハラハラドキドキの連続!
そして、全編に散りばめられた伏線が見事に回収される様は快感です。
(※劇中なかなかの過激シーンがあるので苦手な方はスルーした方が良いかも・・・)
確かに若干ご都合主義的な展開もあるのですが、スリリングに描かれ
いるだけに、余り興ざめな感じはしないのです。
こんなに面白いエンターテイメント作品が北欧にあったのか!と
驚くと同時に今後もいろんなタイプの北欧系映画を観る事が出来たらと
思いました。
とはいえ、実はこの作品、こんなに優良作品にも関わらず、
1館、二週間限定レイトショーのみという物凄く短い上映期間なのです・・・。
(実は今日で上映が終わってしまいました)
しかも、フィルムではなくブルーレイでの上映。
できればもっと長く上映して広くいろんな方々に観て欲しかったなと思います。
しかし、洋画が上映されにくくなっている昨今、ハリウッド作品でさえDVDスルー
される現状を思えば、2週間だけでも上映された事を喜ぶべきかもしれません。
もうすぐ上映は終わってしまいましたが、もしDVDで発売&レンタルされる事が
あれば、観て損は無い作品、おすすめです!
※どうもハリウッドリメイクが決定したようです。
※邦題は「ヘッドハンター」ですが、これ原題の「ヘッドハンターズ」の方が良いと思います!
というのも意味の違うヘッドハンターが2人出てくるからです。
見慣れた街の見慣れぬ景色
お盆も過ぎてすっかり8月も終盤です。
グラスの中に溶け残った夏という季節の濃さを思わせるような
気温と湿度は身体に堪えます。
これからまだ残暑が厳しくなるのかと思うとちょっとうんざりしてしまいます。
話は遡って7月上旬、度々録画した映画やドラマをダビングして貰っている
友人宅に遊びに行く際、ちょっとしたお礼の品を用意し、その粗品に感謝の
メッセージをポストカードに書いて添えました。
気を使わないで!と恐縮した友人でしたが、持って行った品も勿論喜んでくれた
のですが、それ以上に添えたポストカードを気に入ってくれたのでした。
私が添えたポストカードとは「相田諒二」氏という新潟在住の写真家のもの。
確か20年程前だったでしょうか、私の大好きな古町の雑貨屋さんで見つけて
購入したのでした。
その写真には実際の風景とはまた違った趣のアングルと色味と輪郭で
彩られた新潟の街が映し出されていました。
写真家の方の作品にはそれぞれその1枚で多層的な物語を語る力が
あると思っています。
ずっと眺めていると、こういう人物が住んでいて、こんな曲がバックに
流れていて、こんな匂いが漂っていて・・・そしてこんなドラマティックな
物語が紡がれていくのでは・・・というような感じ。
相田氏の写真もまさにそんな作品です。
見慣れた街の風景なのに、全く別の街がそこには映し出されていたのです。
え、あそこがこんなにドラマチックな顔を持っていたなんて!
何だか安心しきった関係の中に急に不穏なまでにスリリングな瞬間を見せられて
戸惑うような、それでいてときめきにも似たような変な感覚に囚われたのでした。
そんなことを思った頃から時を経て、少しづつ少しづつ使ってきたポストカードが
残り少なくなって来た今、友達から「とっても気に入ったので今度帰省した時に
購入して来てくれない?」との申し出。
私も丁度残り少なになっていたこともあり、自分の分もと思い古町に出かけました。
以前購入した雑貨屋さんがお店を閉じられた事は何となく知っていたので、
きっと、ここにはあるかも?無くても何かしら相田氏の情報を知っていらっしゃるのでは?
と思い、伺ったのが以前このBlogでもご紹介した
「hickory03travelers」という雑貨屋さん。
こちらはオリジナルデザインのTシャツや小物、雑貨類を扱っているお店ですが、
それが新潟に関連した素材やデザインなのです。
(県外の作家さんのものも扱っています)
ですので、きっと相田氏のポストカードも扱っているに違いない!と当たりをつけて
伺ってみたのでした。
それにしても、突然「相田諒二さんのポストカードを扱っていますか?」という私の
問に、最初はびっくりしていたスタッフの方でしたが、すぐ分かってくださいました。
しかし、私が以前購入した雑貨屋さんがお店をたたむ時に、在庫としてあった
ポストカードを受け継いのですが、仕舞い込んでしまっていてちょっと所在が
分かりません・・・とのご返答。
お忙しい中、探して下さっただけで十分でしたので、ちょっと残念でしたが、
また機会があったら購入したいですとお話してお店を後にしました。
そして帰宅しようと歩いていると後ろから急に声をかけられました。
驚いて立ち止まると、そこには先ほどのスタッフの方が!
「ポストカードありました!」
物凄く暑い中を、息を切らせて走って追いかけて下さった事にも驚きましたが、
私がお店を後にしてからも品物を探して下さった事に本当に感激してしまいました。
そしてまたお店に戻り、友人の分と自分の分の2セット無事購入できました。
(丁度在庫が2セットしかなかったのも奇跡的!)
相田氏の新潟の街に向ける視線の新鮮さと、雑貨店のスタッフの方の
お客様に対する誠実さに、暑さを忘れて清々しい気持ちになりました。
今回は街歩きをする時間が無かったのですが、このほんの数十分の
やり取りでまたこの街の持つ魅力を感じさせてもらいました。
グラスの中に溶け残った夏という季節の濃さを思わせるような
気温と湿度は身体に堪えます。
これからまだ残暑が厳しくなるのかと思うとちょっとうんざりしてしまいます。
話は遡って7月上旬、度々録画した映画やドラマをダビングして貰っている
友人宅に遊びに行く際、ちょっとしたお礼の品を用意し、その粗品に感謝の
メッセージをポストカードに書いて添えました。
気を使わないで!と恐縮した友人でしたが、持って行った品も勿論喜んでくれた
のですが、それ以上に添えたポストカードを気に入ってくれたのでした。
私が添えたポストカードとは「相田諒二」氏という新潟在住の写真家のもの。
確か20年程前だったでしょうか、私の大好きな古町の雑貨屋さんで見つけて
購入したのでした。
その写真には実際の風景とはまた違った趣のアングルと色味と輪郭で
彩られた新潟の街が映し出されていました。
写真家の方の作品にはそれぞれその1枚で多層的な物語を語る力が
あると思っています。
ずっと眺めていると、こういう人物が住んでいて、こんな曲がバックに
流れていて、こんな匂いが漂っていて・・・そしてこんなドラマティックな
物語が紡がれていくのでは・・・というような感じ。
相田氏の写真もまさにそんな作品です。
見慣れた街の風景なのに、全く別の街がそこには映し出されていたのです。
え、あそこがこんなにドラマチックな顔を持っていたなんて!
何だか安心しきった関係の中に急に不穏なまでにスリリングな瞬間を見せられて
戸惑うような、それでいてときめきにも似たような変な感覚に囚われたのでした。
そんなことを思った頃から時を経て、少しづつ少しづつ使ってきたポストカードが
残り少なくなって来た今、友達から「とっても気に入ったので今度帰省した時に
購入して来てくれない?」との申し出。
私も丁度残り少なになっていたこともあり、自分の分もと思い古町に出かけました。
以前購入した雑貨屋さんがお店を閉じられた事は何となく知っていたので、
きっと、ここにはあるかも?無くても何かしら相田氏の情報を知っていらっしゃるのでは?
と思い、伺ったのが以前このBlogでもご紹介した
「hickory03travelers」という雑貨屋さん。
こちらはオリジナルデザインのTシャツや小物、雑貨類を扱っているお店ですが、
それが新潟に関連した素材やデザインなのです。
(県外の作家さんのものも扱っています)
ですので、きっと相田氏のポストカードも扱っているに違いない!と当たりをつけて
伺ってみたのでした。
それにしても、突然「相田諒二さんのポストカードを扱っていますか?」という私の
問に、最初はびっくりしていたスタッフの方でしたが、すぐ分かってくださいました。
しかし、私が以前購入した雑貨屋さんがお店をたたむ時に、在庫としてあった
ポストカードを受け継いのですが、仕舞い込んでしまっていてちょっと所在が
分かりません・・・とのご返答。
お忙しい中、探して下さっただけで十分でしたので、ちょっと残念でしたが、
また機会があったら購入したいですとお話してお店を後にしました。
そして帰宅しようと歩いていると後ろから急に声をかけられました。
驚いて立ち止まると、そこには先ほどのスタッフの方が!
「ポストカードありました!」
物凄く暑い中を、息を切らせて走って追いかけて下さった事にも驚きましたが、
私がお店を後にしてからも品物を探して下さった事に本当に感激してしまいました。
そしてまたお店に戻り、友人の分と自分の分の2セット無事購入できました。
(丁度在庫が2セットしかなかったのも奇跡的!)
相田氏の新潟の街に向ける視線の新鮮さと、雑貨店のスタッフの方の
お客様に対する誠実さに、暑さを忘れて清々しい気持ちになりました。
今回は街歩きをする時間が無かったのですが、このほんの数十分の
やり取りでまたこの街の持つ魅力を感じさせてもらいました。
2012年8月8日水曜日
ローマ法王の休日
【あらすじ】
ローマ法王逝去により新しい法王を選ぶための法王選挙(コンクラーヴェ)が
開催された。各国から集まる枢機卿たちは「どうか私が選ばれませんように!」
と心の中で祈っていた。
そんな中選出されたメルヴィル。すぐさまバルコニーに出て大観衆の前で演説
をしなければならなかったが、極度のプレッシャーから逃げ出してしまい!?
映画を観に行くと本編が始るまでこれから上映予定作品の予告編が放映されます。
私はこの予告編も大好きで、その予告編からその作品に対して様々な
想像を巡らすわけです。
各所繋ぎ合わせられたシーンの断片から、想像力が膨らんでいく
楽しさは、本編の楽しみとはまた別の面白さ、楽しさがあると思います。
ただ、その予告編のなかで、たった数分の予告編なのに、その作品の
ラストまで分かってしまうようなものもあります。
いわゆる予定調和な作品。
こういう性格の登場人物で、こんな事がきっかけで物語が始り、
だいたいこんな感じで話が転がっていき、で、結末はきっとこうなるかもね・・・。
という感じ。
で、そんな作品かも・・・と思いつつも、期待して観てみて、その想像から
1ミリもズレることなく、想像通りの作品だった時のあの「まあ、そうですよね・・・」
という何ともいえない拍子抜けというか、落胆する気持ち。
駄作というわけではないのです。
作品として素晴らしいとも思うのですが、やっぱり私の想像の範囲内という
作品はどうしても、ちょっとだけがっかりする気持ちが湧いてしまうのです。
例えば、アカデミー賞受賞作の「英国王のスピーチ」は、
まさにそんな作品のひとつ。
このBlogでもレビューしましたが、本当に良いお話だったし、いろいろ示唆的
なエピソードが含まれている作品だと思うのです。
が、徹頭徹尾予告編を観た時に想像した通りの作品だっただけに、ちょっと
「あ、そうですよね、そうなりますよね・・・」という気持ちになったのでした。
ところで、この「ローマ法王の休日」
予告編を観たときは、ああ、きっと数十億人と言われるカソリックの頂点に
立つプレッシャーに耐えかねた新法王様が逃げ出して、街をさまようなか
人々の暖かさに触れ、気を取り直し法王となることを決意するーというような
お話なのね。と思ったのですが・・・。
これがもう全く驚くほど全然違っていて本当にビックリしました!
こんなに予想が裏切られる事もないくらい驚いてしまって、観終わった後、
呆然としてしまいました。
しかし、私はこの作品がとても面白かったです。
最初は予想に近いコメディタッチな描写もそこかしこに
差し挟まれていて、クスクス笑いながら軽い気持ちで観ているのですが、
面白いシーンなのに、法王様のことを周囲は全く理解してくれないことに、
どんどん切なくなるのです。
ラストは本当にえ!というようなびっくりする結末なのですが、
私個人としては、この結末で良かったと心底思うのです。
やはり善(正義)なるものを背負わされる事というのは何と
辛いことなのかということをしみじみ思わずにはいられません。
実は、先日「ダークナイトライジング」を観たのですが、その時も
正義を背負う事の辛さと苦悩を思っていたところでしたので、
奇しくも同じようなテーマの映画を続けて観たことになりました。
それにしても、この作品をよくヴァチカン(カソリック)が許したものです。
特に結末は、かなり物議を醸しそう。
ラストは物議を醸すかもしれませんが、私はこのラストに清々しさ
さえ感じてしまいました。
※「ダークナイトライジング」については盛りだくさんな内容でしたので、
もう一度観てからレビューしようと思っています。
ローマ法王の休日
http://romahouou.gaga.ne.jp/
2012年7月21日土曜日
善悪の視座
「まちたび」などと銘打っておきながら、最近は街の紹介を全くせず、
映画の話題ばかり・・・。
それというのも、ここ数年来なかった程今年は映画に関するTopicsが多くて
畢竟エントリーのテーマになってしまいます。
さて、また映画に関するTopicsで恐縮ですが、昨日飛び込んで来たNewsに
ついて、思うことを少し書き留めておこうと思います。
このBlogでも先日触れたバットマンシリーズの最新作にしてトリロジーの
完結編である「ダークナイトライジング」が米国にて20日先行上映されました。
その悲劇はまさにその先行上映中に起こってしまいました。
コロラド州の映画館にてダークナイトライジング上映中にコロラド大学の
医学部大学院生によって銃乱射事件が起こってしまったのです。
12人が亡くなり50人以上が負傷。
犯人は自分はジョーカーであると供述しているとか・・・。
医学部の大学院生ということは、既にいい歳をした大人。
しかも、医学を志すエリート。
何故そんな事件を引き起こしてしまったのか全く理解に苦しみます。
確かに「ダークナイト」という作品の中のジョーカーは、今までに類を見ない悪役。
演じたヒース・レジャーの役作りと演技により、普通ではあり得ない設定
(いわゆるコミック的悪役)の人物像を、まるでこの世に存在しているかの如く
成り立たせていました。
しかも、その人物像の禍々しさはヒーローの反転とでも言う程輝いていた
せいで、この作品を伝説とすることが出来たのだと思います。
こう書くとジョーカーを賛美するようで、犯人の医学生と同じように
思われるかもしれませんが、全く違います。
悪役が禍々しくあればある程、それに挑んでいくヒーロー(個々人の正義感)
が強く立ち上がってくるのだと思うのです。
確かに、前作ダークナイトでは、一見ジョーカーが勝ったようにも思える
ラストでしたが、あくまで今作への布石でもあるだろうし、また、正義とは
そんなに単純なものではない、という今まで余り語られることのなかった
そもそも正義とはという問いかけがなされるためだったのではないかと
個人的には思います。
とはいえ、今回の事件は起こってしまったわけで、フィクションと現実を
混同してしまう人がいるということもまた現実なわけです。
しかし、それでこれから作られる作品が規制されたり、作り手たちが
怯んでしまうことが無い事を心から祈りたいと思います。
ダークナイトは今回の事件を誘発するような内容であったわけではないし、
また演じたヒース・レジャーも自分の真似をして人を傷つける人を作りたかった
わけでな決して無いと思うのです。
この事件を受けて、パリ含めそれ以降に予定されていたプレミアイベントは
全て中止になってしまいました。
この作品をずっと待ち望んでいたファンがその完成を祝うお祭りを
台無しにしてしまったひとりの人間に対して、本当に憤りを感じずには
いられません。
ただ、今回の事件を含めてこのシリーズで語られている正義や善悪という
価値観、個人の中の葛藤などを再度個人の問題として引き寄せて
考えてみたいと思いました。
コロラドの事件でお亡くなりになった方々には心からお悔やみを、また
負傷した方々には一日も早い回復を願ってやみません。
日本では来週の土曜日28日からロードショーが、また27日(金)には
先行上映が開始されます。
2012年7月15日日曜日
Real!プラダを着た悪魔
私は余りファッションに詳しくありません。
しかし、好みのデザインや装飾といったものはあります。
たとえば、明治から昭和初期などに流行ったアール・ヌーヴォーや
アール・デコなデザイン。
または、さらにクラッシックなゴシック様式の建物や装飾なんかも好みです。
80年代後半から90年代初頭にかけて、カウンターカルチャーの世界では
「スチームパンク風」などというヴィクトリア朝時代のデザインを近未来風に
アレンジしたデザインが流行りました。
まさに、クラシカルなものに現代的なテイストをミックスしてあって
めちゃくちゃ私好み。
そんな「スチームパンク風」なデザインが最近またフューチャーされています。
まずは、2009年に公開された「シャーロックホームズ」は1891年まさに
ヴィクトリア朝末期、さらに産業革命後といった背景を現代の映画として
描くにはスチームパンクの世界観はピッタリでした。
衣装からアクセサリー、小物、道具建て、画面の色彩に至るまで、
クラシカルでいながら古臭くなくスマートでお洒落な画面に仕上がっていました。
そして、今期のPrada Menswear Fall/Winter collectionでは、スチームパンクを
フューチャーしたデザインを発表しているのです。
Pradaといえばミニマリスティックなデザインで定評があるブランドですが、
華美な装飾とは無縁なデザインに加えられたレトロフューチャーなテイストが
なんとも豪奢な佇まいを醸し出しています。
さらに、今回はゲイリー・オールドマン、ウィレム・デフォー、ジェイミー・ベル、
ギャレット・ヘドランドが起用され、広告モデルを務めています。
ショーでは4人の他にティム・ロスやエイドリアン・ブロディが登場し、堂々と
ランウェイを歩いています。
(8分過ぎくらいから俳優たちが登場します)
プロのモデルは服が引き立つ顔と体型、ウォーキングですが、
俳優陣たちは歩くその背後に物語がみえるような気がします。
ゲイリー・オールドマンは比較的悪役が多い役者ですので、
これぞ「リアル プラダを着た悪魔」でしょうか。
2012年7月10日火曜日
Shine
あれだけ曇天が続いていたのに、昨日と今日は夏が来た!とばかりの晴天。
光もどんどん夏モード。
日曜日の午後から空気が本格的に変わったなーと思ったのですが、
月曜からは完全に季節が夏になりましたね。
(とはいえ予報では明日からまた雨模様)
暑いのは苦手ですが、やっぱりこの季節は足元が数ミリ浮くような
何ともいえない高揚感があります。
いい歳なのに、学生気分が抜けないのでしょうか?
鬱々としたグレーの世界から金色の光と青い空気の世界へ。
一気に視界が開けたような解放感のせいでしょうか?
もう少し季節が進むと湿気のせいかもっと粘りつくような濃い光
になり、身体にまとわりつくような気がするので、この乾いた風と光は
とても貴重です。
朝、窓を開けると洗い立ての空気と一緒に差し込む新鮮な光。
昼、何かを切り裂くような鋭利な刃のような強靭な光。
夕、一日の躍動を収束して包みこむような光。
季節によって、時間によって光は様々な顔をもっています。
最近は、紫外線がお肌の敵として言われてるので、陽の光に
晒されることがなくなったように思います。
しかし、時々感覚に合わせて陽の光を受けてみるのもいいかもしれません。
向日葵も夏の光をチャージして元気に咲いています。
光もどんどん夏モード。
日曜日の午後から空気が本格的に変わったなーと思ったのですが、
月曜からは完全に季節が夏になりましたね。
(とはいえ予報では明日からまた雨模様)
暑いのは苦手ですが、やっぱりこの季節は足元が数ミリ浮くような
何ともいえない高揚感があります。
いい歳なのに、学生気分が抜けないのでしょうか?
鬱々としたグレーの世界から金色の光と青い空気の世界へ。
一気に視界が開けたような解放感のせいでしょうか?
もう少し季節が進むと湿気のせいかもっと粘りつくような濃い光
になり、身体にまとわりつくような気がするので、この乾いた風と光は
とても貴重です。
朝、窓を開けると洗い立ての空気と一緒に差し込む新鮮な光。
昼、何かを切り裂くような鋭利な刃のような強靭な光。
夕、一日の躍動を収束して包みこむような光。
季節によって、時間によって光は様々な顔をもっています。
最近は、紫外線がお肌の敵として言われてるので、陽の光に
晒されることがなくなったように思います。
しかし、時々感覚に合わせて陽の光を受けてみるのもいいかもしれません。
向日葵も夏の光をチャージして元気に咲いています。
2012年6月27日水曜日
食わず嫌い
ここでも度々観た映画の感想を書いてるように、
私の趣味のひとつは映画鑑賞です。
とはいえ、マニアというほど詳しくはありません。
ざっとタイトルを眺めて気になったもののあらすじを調べる。
もしくは、好きな作品の多い監督の新作はとりあえずチェックする。
もちろん、お気に入りの俳優が出演しているものもチェック!
でも、あらすじを読んでピンと来ないと観に行かないので、
特定の監督や俳優の熱心なファンとはいえませんね。
ところで、私の映画の趣味はかなり偏向していると思います。
そんな中でもずっと食わず嫌いだったジャンルがあります。
それは、「アメリカンコミックス」の実写化もの。
どうしてかというと、私の中でのアメコミの印象は
勧善懲悪で正義が必ず勝つ、幼稚で単純なストーリー展開。
マッチョイズムとちょっと白人至上主義なイメージも。
(ちゃんと読んだ事が無いのであくまで印象です)
なので、アメコミ映画といえば、アメリカ人によるアメリカ人のための
作品なのだという思い込みがありました。
しかし、そんな私の印象を完全に覆した映画があります。
それは「ダークナイト」です。
「ダークナイト」といえば、言わずと知れた最新シリーズ「バットマン」2作目。
「バットマンビギンズ」を観ずに、いきなり「ダークナイト」を観たのですが、
今まで抱いていたアメコミヒーロー物の概念を思い切り覆してくれました。
(もちろん後追いでビギンズも観ました)
先に述べたように、勧善懲悪なマッチョイズム全開で単純なストーリー展開の
真逆の世界がそこには構築されていました。
混沌とした世界で苦悩するヒーロー、悪の権化と善を標榜する者が
実は表裏一体なのでは、という正義とは一体何なのかを考えさせられる
テーマがきちんと描かれていました。
しかも、素晴らしいことに、コミックスに登場する夢のガジェットの数々が
リアリティを持って表現されています。
さらに主人公のお金持ちお坊ちゃまなセレブリティ描写は
マンガチックで面白いし、これこそが夢のガジェットのリアリティを支えている
重要要因になっている点でもあります。
子供だましは一切無し。
そういう子供だましに逃げなかったからこそ、幅広い層に受けた
のだとも思います。
まさに、物凄いクリエイターたちが莫大な費用と時間をかけて大真面目に
アメコミヒーロー物を作ると、こんなに素晴らしい作品に仕上がるのだと
いうことを教えてくれた記念すべき一本なのです。
その後は、アメコミ物だからと敬遠せず、いろいろな作品を観るようになりました。
そして今まで子供相手のものと断じて来た作品が、
まるで真逆の、深遠で普遍的なテーマに貫かれていた事に気付いたのです。
このBlogでも過去紹介した、「X-menファーストジェネレーション」など
その最たるもので、ヒーロー物という形を借りていますが、マイノリティ差別や
まさに正義とは何なのかということを史実も交えながら上手く語っています。
遅まきながらといいますか、今ではアメコミ作品こそどんどん観に行きたい
ジャンルになってしまっています。
そして、来月とうとう、待ちに待った
「The Dark Knight Rises」(邦題 ダークナイトライジング)
が公開されます!
シリーズが完結するそうですが、どんなラストを迎えるのか
今からとても楽しみです!
個人的には「ダークナイト」ではこれ以上無いほどの悪役を見事に演じきった
ヒース・レジャーの後を演じるトム・ハーディーのベインに要注目です!
今年はアメコミ大作やSFの面白そうな作品が次々に公開されるので
夏にかけて非日常を味わえる機会がとっても多そうです。
と、この前の日曜日TVで放映された「ダークナイト」を観て
食わず嫌いは良くないなーと、改めて思い出したのでした。
ハリウッドに掲げられたタイトルなど何も書かれておらずバットマンの形に
爆破されたこの上なく今回の作品の主旨を如実に表している
スーパークールなビルボード
【追記】本国アメリカでも来月20日が公開予定。
ワーナーの力の入れようもハンパではありません!
http://cia-film.blogspot.jp/2012/06/batman-news-4.html
2012年6月25日月曜日
Sweet!
お酒が好きな私ですが、甘いものも大好き。
甘いものって他のお料理より、笑顔にする力が
あるかも?と思うことがあります。
もちろん、甘いものでも、そのほかのお料理でも口に合わないものは
まあその力が弱いとは思いますが・・・。
そんな甘いもの好きな私に、その日は計らずも別々のところから
こんなプレゼントが!
アイシングがたっぷり使ってあったり、焼き鏝でネームを入れたクッキー。
食べる前からSmileになってしまいます。
可愛くて食べるのが勿体無い!けど、もちろん美味しく頂きました!
ちょっと疲れたときに口福のひとくち。
心も身体も癒されます。
とはいえ、こんな私はちょっと(だいぶ)糖分の摂り過ぎに注意しないと!
甘いものって他のお料理より、笑顔にする力が
あるかも?と思うことがあります。
もちろん、甘いものでも、そのほかのお料理でも口に合わないものは
まあその力が弱いとは思いますが・・・。
そんな甘いもの好きな私に、その日は計らずも別々のところから
こんなプレゼントが!
アイシングがたっぷり使ってあったり、焼き鏝でネームを入れたクッキー。
食べる前からSmileになってしまいます。
可愛くて食べるのが勿体無い!けど、もちろん美味しく頂きました!
ちょっと疲れたときに口福のひとくち。
心も身体も癒されます。
とはいえ、こんな私はちょっと(だいぶ)糖分の摂り過ぎに注意しないと!
2012年6月9日土曜日
ジェーン・エア
【あらすじ】
孤児として叔母に育てられながらも疎まれ不遇な幼少時代を過ごし、追われるように寄宿学校に入れられるが、
そこでも不当な扱いをうける少女ジェーン・エア。
しかし生来の勤勉さと強さから教師になり、やがてソーンフィールド館の家庭教師として雇われることに。
身分を卑下したり追従しない態度と魂の高潔さに惹かれた館の主であるロチェスターに求婚され、
結婚を決意するのだが、そこには忌まわしい秘密が隠されていた。
1847年シャーロット・ブロンテによって書かれた長編小説。
ヴィクトリア朝絵画を思わせる装飾に乳白色の紗をかけたような画面は
どこまでも端整で美しい。
まさに絵画を一枚一枚観ているかのようなシーンが絵画にならないのは
ひとえに人物の実存感あってのこと。
特にジェーン・エアを演じているミア・ワシコウスカは画面がともすれば
遠い物語世界に入って行きそうになるのを、抜群の演技力と演出力
により切実な現実感を観客にもたらしている。
19世紀の厳格な規律と階級によって支配された世界において
タブーであったこと、それに反発し自主性を求めて主張する女性。
裏切りにあったとしても、それでも己の信じた道を行こうとする強き女性。
その強靭な精神力とは相反する繊細な感情の揺れ動きは
あえかな吐息、流す一筋の涙に如実に表されていてせつない。
19世紀の物語ではあるが、現代にも通底する意識を内包しているが故に
観客(特に女性)の心に強く訴えてくる。
ジェーンはお城の片隅で息を殺して涙を流していたが、
現代女性は気丈に振る舞いながらもオフィスの片隅、
またはキッチンのシンク前で息を殺して涙を流しているのかもしれない。
しかし、ただただ泣き崩れるか弱き乙女ではなく、唇を噛みしめながら
それでも愛を求めて立ち上がるジェーンに現代女性は強く惹かれる
のではないでしょうか。
19世紀ヴィクトリア朝絵画世界と現代の精神性を併せ持つ
スリリングでイノセントな傑作。おすすめです。
ジェーン・エア
http://janeeyre.gaga.ne.jp/
2012年6月7日木曜日
梅雨仕度
何だかはっきりしないお天気の日が多くなりました。
もうすぐ梅雨かなと思うのは、出勤途中に見かけた「紫陽花」
この花が綺麗に咲き始めると、もうすぐ梅雨だなと思います。
梅雨は雨、水、というイメージの連鎖からか、青や紫色の紫陽花に
目が行きがちですが、こんなピンクのものもまた綺麗です。
特に今日は晴れていたので、より一層赤みが陽を受けて
輝いていたように思います。
昨年もその前も梅雨の季節に通っていた道の紫陽花。
しかし、毎年全く同じに咲いているかというと多分違うのだろうと思います。
一昨年には一昨年の咲き方、昨年には昨年の咲く時期、
そして今年の花。
私たちの生活も毎日同じような事を繰り返しているように思いがち
ですが、昨年と今年の今日という日は全く違います。
日々の小さな変化を無視したり、おざなりせずもう少し丁寧に
生活できたらいいなと思います。
さて、紫陽花も梅雨仕度を整えているようなので、
私も梅雨を少しでも快適に過ごせる工夫をしてみようかなと思います。
もうすぐ梅雨かなと思うのは、出勤途中に見かけた「紫陽花」
この花が綺麗に咲き始めると、もうすぐ梅雨だなと思います。
梅雨は雨、水、というイメージの連鎖からか、青や紫色の紫陽花に
目が行きがちですが、こんなピンクのものもまた綺麗です。
特に今日は晴れていたので、より一層赤みが陽を受けて
輝いていたように思います。
昨年もその前も梅雨の季節に通っていた道の紫陽花。
しかし、毎年全く同じに咲いているかというと多分違うのだろうと思います。
一昨年には一昨年の咲き方、昨年には昨年の咲く時期、
そして今年の花。
私たちの生活も毎日同じような事を繰り返しているように思いがち
ですが、昨年と今年の今日という日は全く違います。
日々の小さな変化を無視したり、おざなりせずもう少し丁寧に
生活できたらいいなと思います。
さて、紫陽花も梅雨仕度を整えているようなので、
私も梅雨を少しでも快適に過ごせる工夫をしてみようかなと思います。
2012年5月30日水曜日
孤島の王
上映終了ギリギリで間に合いました。
ノルウェー映画「孤島の王」
【あらすじ】
1915年北欧ノルウェーのバストイ島は罪を犯した少年たちが収監される監獄島。
そんな外界と隔絶された島に送還されてきた非行少年エーリングが見たものとは・・・。
実際にあった事件を基にした衝撃の物語。
先日観た「ティンカーテイラー」も北欧(スウェーデン)の監督でしたが、
この映画も北欧ノルウェーの作品です。
1915年に実際にあった少年向けの矯正施設(監獄島)で軍隊が鎮圧するほどの
反乱事件を基にした物語。
罪を犯した少年たちが厳しい規律と体罰によって管理され、
院長や寮長は高圧的で絶対君主として君臨している。
新たに送還されてきた少年エーリングはそんな規律に馴染めず反抗を繰り返す。
そんな中、当初は反発しあっていた寮生たちとは、厳しい環境下でお互いを認め
あっていく。
しかし、抑圧と虐待がエスカレートしていき、寮生たちの忍耐も限界を
迎えることになる。
私の中で北欧というと、自然豊かでエコ意識が高く、個人の権利がとても尊重
されていてのんびり優しい国々というイメージ。
しかし、ここで描かれている物語はその対極にある世界。
監獄からの脱出物映画は数多くあり、その多くが看守などの
取り締まる側の暴力や抑圧に耐え切れずに脱出を企てるという物語。
この作品も確かにその範疇の物語なのですが、描き方が独特。
物語の進行は実に淡々と進んでいき、寮生たちの交流もこれ見よがしの
盛り上げはなく、さり気ない小さな出来事の積み重ねによって表現されています。
よって、その積み重ねが終盤の少年たちの暴発のきっかけとその後の暴動、
脱出に至る怒涛の連続描写をとてつもなくハラハラドキドキさせてくれるのです。
まるで交響曲のように静かに始まり終盤に向かいながらどんどん加速し
複雑な音の絡まりあいと共鳴のように圧倒的な音圧となって耳に流れ
込んでくるようなストーリーテリング。
どうしようもないあの終盤のシーンには本当に呆然としつつも
安易な結末に逃げていなくて、私としては好きな終わり方でした。
それにしても、罪を犯した者には何をしても良いんだというような
空気や実際の現場での対応というのは1915年という時代だけではなく、
現在も厳然としてある意識であり空気であると思います。
確かに、罪を犯した者は罰せられなくてはいけないかもしれないけれど、
何をしても言い訳ではない。
しかし、心のどこかで罪を犯したんだから仕方ないのかも・・・
なんて気持ちが少しはあるのも確か。
抑圧や暴力で罪を償う事や、人間性を矯正する事ができるのかという
今にも通じる問題をも投げかけていると思います。
院長や寮長が自分の心の片隅にある他罰的な気持ちのデフォルメ
された姿だということも心に留めておきたいとも思いました。
※それにしても、さすがノルウェーといいますか、画面が寒くて寒くて本当に凍えそうでした。
「孤島の王」
http://www.alcine-terran.com/kotou/index.html
ノルウェー映画「孤島の王」
【あらすじ】
1915年北欧ノルウェーのバストイ島は罪を犯した少年たちが収監される監獄島。
そんな外界と隔絶された島に送還されてきた非行少年エーリングが見たものとは・・・。
実際にあった事件を基にした衝撃の物語。
先日観た「ティンカーテイラー」も北欧(スウェーデン)の監督でしたが、
この映画も北欧ノルウェーの作品です。
1915年に実際にあった少年向けの矯正施設(監獄島)で軍隊が鎮圧するほどの
反乱事件を基にした物語。
罪を犯した少年たちが厳しい規律と体罰によって管理され、
院長や寮長は高圧的で絶対君主として君臨している。
新たに送還されてきた少年エーリングはそんな規律に馴染めず反抗を繰り返す。
そんな中、当初は反発しあっていた寮生たちとは、厳しい環境下でお互いを認め
あっていく。
しかし、抑圧と虐待がエスカレートしていき、寮生たちの忍耐も限界を
迎えることになる。
私の中で北欧というと、自然豊かでエコ意識が高く、個人の権利がとても尊重
されていてのんびり優しい国々というイメージ。
しかし、ここで描かれている物語はその対極にある世界。
監獄からの脱出物映画は数多くあり、その多くが看守などの
取り締まる側の暴力や抑圧に耐え切れずに脱出を企てるという物語。
この作品も確かにその範疇の物語なのですが、描き方が独特。
物語の進行は実に淡々と進んでいき、寮生たちの交流もこれ見よがしの
盛り上げはなく、さり気ない小さな出来事の積み重ねによって表現されています。
よって、その積み重ねが終盤の少年たちの暴発のきっかけとその後の暴動、
脱出に至る怒涛の連続描写をとてつもなくハラハラドキドキさせてくれるのです。
まるで交響曲のように静かに始まり終盤に向かいながらどんどん加速し
複雑な音の絡まりあいと共鳴のように圧倒的な音圧となって耳に流れ
込んでくるようなストーリーテリング。
どうしようもないあの終盤のシーンには本当に呆然としつつも
安易な結末に逃げていなくて、私としては好きな終わり方でした。
それにしても、罪を犯した者には何をしても良いんだというような
空気や実際の現場での対応というのは1915年という時代だけではなく、
現在も厳然としてある意識であり空気であると思います。
確かに、罪を犯した者は罰せられなくてはいけないかもしれないけれど、
何をしても言い訳ではない。
しかし、心のどこかで罪を犯したんだから仕方ないのかも・・・
なんて気持ちが少しはあるのも確か。
抑圧や暴力で罪を償う事や、人間性を矯正する事ができるのかという
今にも通じる問題をも投げかけていると思います。
院長や寮長が自分の心の片隅にある他罰的な気持ちのデフォルメ
された姿だということも心に留めておきたいとも思いました。
※それにしても、さすがノルウェーといいますか、画面が寒くて寒くて本当に凍えそうでした。
「孤島の王」
http://www.alcine-terran.com/kotou/index.html
2012年5月21日月曜日
まめまめしく
全くマメじゃない私。
でも食べる「豆」は大好きです。
大豆、小豆、枝豆、ひよこ豆、レンズ豆etc・・・。
和風の煮物だけじゃなくて、ひよこ豆やレンズ豆を鶏肉とトマトで
煮て洋風な感じにも。
とはいえ今回作ったのは、思いっきり和風の煮豆。
切り昆布とにんじんと炊き合わせてみました。
本当は油揚げや干し椎茸なども入れて五目豆って言いたい
ところなんですが、今回はシンプルに三目豆で。
豆も昆布も乾物はひと手間かかるけど、美味しく炊き上がると
嬉しいもの。
これで少しはマメになれるかな?
でも食べる「豆」は大好きです。
大豆、小豆、枝豆、ひよこ豆、レンズ豆etc・・・。
和風の煮物だけじゃなくて、ひよこ豆やレンズ豆を鶏肉とトマトで
煮て洋風な感じにも。
とはいえ今回作ったのは、思いっきり和風の煮豆。
切り昆布とにんじんと炊き合わせてみました。
本当は油揚げや干し椎茸なども入れて五目豆って言いたい
ところなんですが、今回はシンプルに三目豆で。
豆も昆布も乾物はひと手間かかるけど、美味しく炊き上がると
嬉しいもの。
これで少しはマメになれるかな?
2012年5月15日火曜日
野沢温泉
GWは新潟に帰ったのですが、9連休ということもあり、
両親とどこか温泉に行こうということになりました。
夏はよく山形方面に行くのですが、春はちょっと違ったところに
行こうということになり、以前母が行って良かったという長野県の
「野沢温泉」に行くことになりました。
野沢温泉は長野県の中でも新潟寄りの地域ですので、
うちからは車で二時間程で行くことが出来ます。
今年は暖かくなるのが遅かったこともあり、車で走っていると、
新潟の山間の方面(小父谷や十日町など)にはまだ田畑に雪が
残っていました。
出発した日は曇っていて余り天気は良くなかったのですが、
車に乗っていれば特に気にならない程度。
両親を乗せて久しぶりのドライブはなかなか気持ちよかったです。
そんなドライブをすること2時間と少し。
あっという間に「野沢温泉」に到着。
山間のこじんまりした温泉地です。
私たちが予約した旅館は100℃近い温度のお湯が湧出している
「麻釜(おかま)」という場所の目の前にある「住吉屋さん」
しかもお部屋はこの「麻釜」が眺められるまん前。
絶好のロケーションです。
到着して一息入れたあとは温泉へ。
この旅館の温泉はステンドグラスがノスタルジックな雰囲気を高めています。
泉質も硫黄泉で、とろとろな触感。
まるで化粧水を浴びているよう。
お風呂上りは湯冷めしませんし、なんといっても肌がつるつる。
まさにホンモノの温泉!
さて、旅館の内風呂を堪能したところで、町中の共同浴場も
ためしてみたくなり、浴衣のままふらりと町へ。
町には13件もの共同浴場があり、泊り客は自由に入ることができるそう。
立ち寄りの方は管理費代わりの寸志を入れての利用だそう。
これは町の中心にある一番大きな共同浴場「大湯(おおゆ)」
準備中で入れず仕舞い。
町はこじんまりしているのでふらふら歩いていると、あっという間に
温泉街の端に出てしまいます。
散歩には丁度良い距離感。
ふと見つけた共同浴場に飛び込みで入ってみると、地元の方が
おひとり入っていました。まさに、自宅のお風呂といった感じ。
生活の一部に温泉があるということがよく分かりました。
温泉に入って温まった体には山間のちょっと冷えた空気は気持ちよく、
さらにふらふらと歩きまわりました。
そんな散策中、ふと目を転じると坂道の上には桜が。
桜につられて歩いていくと、さらにまた別の共同浴場があるという具合。
ここでもひと風呂浴びて山の空気で少し冷えた身体を温めました。
散々温泉街散策を満喫し、また旅館に戻って内風呂に入りなおしたら
お腹もぺこぺこ。
そんなお腹を山の幸満載の美味しいお料理が待っていました!
お仕着せの旅館料理ではない、手作りで素朴な味に大満足!
もちろん、お酒が進んだのは言うまでもありません。
気持ちの良いお風呂と美味しいお食事で満たされて、その日は早々に
寝床へ直行!ゆっくりと眠りにつくことが出来ました。
翌日の朝ごはんも夕食同様、きちんとした手作り料理。
本当に美味しく頂きました。
こちらの住吉屋さんはお部屋もお風呂もお料理も本当に
素晴らしかったのですが、なんと、チェックイン12:00、チェックアウト11:00
という23時間も滞在できる旅館なのです。
なので、朝食が終わってからもお風呂に入ったり、転寝したりと
本当にゆっくり出来るお宿なのでした。
もちろん、スタッフの方のホスピタリティの高さは言うまでもありません。
さり気なく気を使ってくださるので、こちらも気忙しくならずにすみました。
両親も久しぶりにのんびりすることが出来だようで、とても喜んでおり、
GWはどこもかしこも大混雑・・・かとおもいきや、意外とゆったり楽しんで、
まさに心の洗濯をすることが出来ました。
また是非お世話になりたいお宿です。
野沢温泉
http://nozawakanko.jp/
住吉屋
http://sumiyosiya.co.jp/
両親とどこか温泉に行こうということになりました。
夏はよく山形方面に行くのですが、春はちょっと違ったところに
行こうということになり、以前母が行って良かったという長野県の
「野沢温泉」に行くことになりました。
野沢温泉は長野県の中でも新潟寄りの地域ですので、
うちからは車で二時間程で行くことが出来ます。
今年は暖かくなるのが遅かったこともあり、車で走っていると、
新潟の山間の方面(小父谷や十日町など)にはまだ田畑に雪が
残っていました。
出発した日は曇っていて余り天気は良くなかったのですが、
車に乗っていれば特に気にならない程度。
両親を乗せて久しぶりのドライブはなかなか気持ちよかったです。
そんなドライブをすること2時間と少し。
あっという間に「野沢温泉」に到着。
山間のこじんまりした温泉地です。
私たちが予約した旅館は100℃近い温度のお湯が湧出している
「麻釜(おかま)」という場所の目の前にある「住吉屋さん」
(この写真は住吉屋さんのHPからお借りしました)
しかもお部屋はこの「麻釜」が眺められるまん前。
絶好のロケーションです。
到着して一息入れたあとは温泉へ。
(この写真は住吉屋さんのHPからお借りしました)
この旅館の温泉はステンドグラスがノスタルジックな雰囲気を高めています。
泉質も硫黄泉で、とろとろな触感。
まるで化粧水を浴びているよう。
お風呂上りは湯冷めしませんし、なんといっても肌がつるつる。
まさにホンモノの温泉!
さて、旅館の内風呂を堪能したところで、町中の共同浴場も
ためしてみたくなり、浴衣のままふらりと町へ。
町には13件もの共同浴場があり、泊り客は自由に入ることができるそう。
立ち寄りの方は管理費代わりの寸志を入れての利用だそう。
準備中で入れず仕舞い。
町はこじんまりしているのでふらふら歩いていると、あっという間に
温泉街の端に出てしまいます。
散歩には丁度良い距離感。
ふと見つけた共同浴場に飛び込みで入ってみると、地元の方が
おひとり入っていました。まさに、自宅のお風呂といった感じ。
生活の一部に温泉があるということがよく分かりました。
温泉に入って温まった体には山間のちょっと冷えた空気は気持ちよく、
さらにふらふらと歩きまわりました。
そんな散策中、ふと目を転じると坂道の上には桜が。
桜につられて歩いていくと、さらにまた別の共同浴場があるという具合。
ここでもひと風呂浴びて山の空気で少し冷えた身体を温めました。
散々温泉街散策を満喫し、また旅館に戻って内風呂に入りなおしたら
お腹もぺこぺこ。
そんなお腹を山の幸満載の美味しいお料理が待っていました!
お仕着せの旅館料理ではない、手作りで素朴な味に大満足!
もちろん、お酒が進んだのは言うまでもありません。
気持ちの良いお風呂と美味しいお食事で満たされて、その日は早々に
寝床へ直行!ゆっくりと眠りにつくことが出来ました。
翌日の朝ごはんも夕食同様、きちんとした手作り料理。
本当に美味しく頂きました。
こちらの住吉屋さんはお部屋もお風呂もお料理も本当に
素晴らしかったのですが、なんと、チェックイン12:00、チェックアウト11:00
という23時間も滞在できる旅館なのです。
なので、朝食が終わってからもお風呂に入ったり、転寝したりと
本当にゆっくり出来るお宿なのでした。
もちろん、スタッフの方のホスピタリティの高さは言うまでもありません。
さり気なく気を使ってくださるので、こちらも気忙しくならずにすみました。
両親も久しぶりにのんびりすることが出来だようで、とても喜んでおり、
GWはどこもかしこも大混雑・・・かとおもいきや、意外とゆったり楽しんで、
まさに心の洗濯をすることが出来ました。
また是非お世話になりたいお宿です。
野沢温泉
http://nozawakanko.jp/
住吉屋
http://sumiyosiya.co.jp/
2012年5月7日月曜日
KATAGAMI style
GWが終わり季節も春から初夏にまっしぐら。
とはいえ、昨日の突然の雷雨とつくばでのあの竜巻には驚きました。
ところで、前回のエントリーで紹介した映画を観たあとに、もうひとつ
お目当てのお楽しみがありました。
それは、丸の内にある三菱一号美術館で開催中の
「KATAGAMI Style」という展覧会。
サブタイトルには
「世界が恋した日本のデザイン」
「もうひとつのジャポニズム」
と銘打たれています。
KATAGAMI=型紙
型紙といえば、反物や手拭いを染める時に使うもの。
日本古来から使われてきた型紙が19世紀の万国博覧会で海を渡り
そのデザイン性でもって世界の人々を驚かせました。
そのデザインは美術工芸品に影響を与え、アールヌーヴォーやアールデコ
といったスタイルに発展していくのです。
さて、開催されている三菱一号美術館とは1894年(明治27年)に
丸の内に初めて誕生したオフィスビル三菱一号館を原設計とし
2010年に新しくOPENした美術館です。
鹿鳴館を設計した英国人建築家ジョサイア・コンドルが設計した
三菱一号館を基にした外観の赤レンガ造り、階段の手摺や照明器具
など内装も明治の面影を残すレトロな作りで雰囲気は抜群。
この建物を観るだけでも価値があります。
そんな空間にぴったりな展覧会が、現在公開されている
「KATAGAMI Style」なのです。
着物地や手拭いなどでお馴染みの柄の型紙の原紙や布地から
始って、その型紙が海を渡って欧州でどのように発展を遂げたのか、
とても分かりやすく展示してありました。
展示の仕方も欧州の国別になっていて、国ごとにデザインの仕方に
違いがあることが分かるような仕組みになっていました。
(フランスとドイツではやっぱり全然違います)
型紙は本当に細かな手作業で作られており、
その原紙を観ているだけで、ため息が出てきます。
私は日本のテキスタイルが高度なデザイン性を持っている事に
日本人としてとても誇らしい気持ちになりました。
まだ開催中ですので、もしお時間のある方は是非足を運んでみては
いかがでしょうか?
この美術館だけでなく、丸の内界隈は「一丁倫敦」などと呼ばれて
いた頃を再現しており、この季節散歩するにはぴったりです。
「KATAGAMI Style」
http://katagami.exhn.jp/
「三菱一号美術館」
http://www.mimt.jp/
とはいえ、昨日の突然の雷雨とつくばでのあの竜巻には驚きました。
ところで、前回のエントリーで紹介した映画を観たあとに、もうひとつ
お目当てのお楽しみがありました。
それは、丸の内にある三菱一号美術館で開催中の
「KATAGAMI Style」という展覧会。
サブタイトルには
「世界が恋した日本のデザイン」
「もうひとつのジャポニズム」
と銘打たれています。
KATAGAMI=型紙
型紙といえば、反物や手拭いを染める時に使うもの。
日本古来から使われてきた型紙が19世紀の万国博覧会で海を渡り
そのデザイン性でもって世界の人々を驚かせました。
そのデザインは美術工芸品に影響を与え、アールヌーヴォーやアールデコ
といったスタイルに発展していくのです。
さて、開催されている三菱一号美術館とは1894年(明治27年)に
丸の内に初めて誕生したオフィスビル三菱一号館を原設計とし
2010年に新しくOPENした美術館です。
鹿鳴館を設計した英国人建築家ジョサイア・コンドルが設計した
三菱一号館を基にした外観の赤レンガ造り、階段の手摺や照明器具
など内装も明治の面影を残すレトロな作りで雰囲気は抜群。
この建物を観るだけでも価値があります。
そんな空間にぴったりな展覧会が、現在公開されている
「KATAGAMI Style」なのです。
着物地や手拭いなどでお馴染みの柄の型紙の原紙や布地から
始って、その型紙が海を渡って欧州でどのように発展を遂げたのか、
とても分かりやすく展示してありました。
展示の仕方も欧州の国別になっていて、国ごとにデザインの仕方に
違いがあることが分かるような仕組みになっていました。
(フランスとドイツではやっぱり全然違います)
型紙は本当に細かな手作業で作られており、
その原紙を観ているだけで、ため息が出てきます。
私は日本のテキスタイルが高度なデザイン性を持っている事に
日本人としてとても誇らしい気持ちになりました。
まだ開催中ですので、もしお時間のある方は是非足を運んでみては
いかがでしょうか?
この美術館だけでなく、丸の内界隈は「一丁倫敦」などと呼ばれて
いた頃を再現しており、この季節散歩するにはぴったりです。
「KATAGAMI Style」
http://katagami.exhn.jp/
「三菱一号美術館」
http://www.mimt.jp/
2012年4月25日水曜日
Tinker,Tailor,Soldier,Spy
【あらすじ】
英国情報局秘密情報部MI6=サーカス。
東西冷戦下、ソ連国家保安委員会KGBと熾烈な情報戦を繰り広げていた。
そんな中、サーカスにKGBのスパイ(もぐら)が入り込んでいるとの情報を受け、
引退した元スパイ、ジョージ・スマイリー(ゲイリー・オールドマン)にもぐらを探し
出せとの指令が下る。
念願の「Tinker,Tailor,Soldier,Spy 」(邦題「裏切りのサーカス」)を観に行ってきました。
この映画は公開が予定されていた新作中、一番観たい映画でした。
ですので、ネットや雑誌で情報が出るたびに、じっくり読みたいけれども
我慢して、だいたいのあらすじのみ頭に入れた状態で鑑賞しました。
(以前購入したPaul Smithのシャツを着て気分を盛り上げてみたり←自己満足)
以下、多少長めですが、感想など。
この映画、ワンシーン毎に情報量がかなりあり、見逃している箇所が膨大にあるため、推理的側面の完全把握を目指すなら、ソフトを買って一コマづつストップし
鍵を拾い集めなくてはならないだろう。
スパイという誰にも心を開く事の出来ない孤独な者たちの姿である。
そんな孤独を敢えて選び、その渦中に身を投じ忠義と猜疑のない交ぜ
になった中で生きる者たちが本当に守ろうとしたものとは・・・。
再三述べるが、これは推理だけを主眼とした映画ではない。
これは孤独を抱える者たちの物語である。
http://uragiri.gaga.ne.jp/
【備忘録的メモ】
5月17日時点で3回鑑賞。
原作本も読了。
以下、ネタバレを含みます。
更に、全くのメモ書きなので取り留めのない文章です。
ようやく1シーン1シーンをじっくり眺める余裕が出てきた。
全体像が判るからの余裕。
どのシーンがどこに繋がるのか、またどんな意味があるのかを味わえた。
ラストシークエンスの神編集は大画面で確認するとより素晴らしい。
あのLa,melの流れるなか、登場人物たちの激情が画面に横溢している感じ!
蜂のシーンも秀逸。
ギラムとスマイリーの性格(捜査、探査方法含む)
の違いを如実に表しているとどなたかのBlogで読んだが、
まさに、その通り。
<今回気づいたこと。>
説明が少ないので、複雑な仕掛けがあるのかと思ったが、
推理のロジックは比較的単純。
ずっと表情も感情も表出させてなかったスマイリー
(眼鏡シーンが象徴しているところの徹頭徹尾観察者としての役割)が
唯一激するシーンはビル(ビルが象徴する英国エスタブリッシュメント)
が余りに青臭い理想主義的で利己的な言い訳に対するものなのでは。
(アンの件ではないと思う)
数少ないスマイリーの感情の発露。
・クリスマスパーティーでのアンとビルを目撃する場面
・ビルとの接見での激昂
・戻って来たアンの姿を見てよろける
スマイリーは感情表現も推理経緯も殆ど表に現さないけれど、
この映画の登場人物中一番全てを把握し理論展開し胸中では
能弁に語っているし、激情家でもあると思う。
全てを胸に収めて淡々行動しているところに本当の冷徹さと怖さを感じる。
であるが故のGオールドマンは完璧なキャスティング
ビルとジムの関係、スマイリーとアン(カーラ)の関係、MI6と国との関係、
英国と米国の関係も?
それぞれの愛憎、忠義と猜疑。
裏切られ愛想を尽かしながらもなお愛さずにはいられないという、
どうしようもないせつなさが苦しい。
スマイリーとカーラの関係は特に敵対しながらもい絶対的な対としての存在。
70年代という世代は純粋に思想的美学を信じる事が出来た
最後の年代ではないか。
冷戦という判り易い構造(どちらにとっても善悪がはっきりしていた時代)
を精神的支柱にして正義を振りかざす事の出来た最後の世代。
ともあれ、この物語は組織に蹂躙された男たちの物語であり、
その悲劇性がより一層あのラストシークエンスのカタルシスを生んでいると思う。
何度観ても、というか観ればみるほど深みにハマる作品。
またもう一度劇場に足を運ぼうかと思う。
英国情報局秘密情報部MI6=サーカス。
東西冷戦下、ソ連国家保安委員会KGBと熾烈な情報戦を繰り広げていた。
そんな中、サーカスにKGBのスパイ(もぐら)が入り込んでいるとの情報を受け、
引退した元スパイ、ジョージ・スマイリー(ゲイリー・オールドマン)にもぐらを探し
出せとの指令が下る。
念願の「Tinker,Tailor,Soldier,Spy 」(邦題「裏切りのサーカス」)を観に行ってきました。
この映画は公開が予定されていた新作中、一番観たい映画でした。
ですので、ネットや雑誌で情報が出るたびに、じっくり読みたいけれども
我慢して、だいたいのあらすじのみ頭に入れた状態で鑑賞しました。
(以前購入したPaul Smithのシャツを着て気分を盛り上げてみたり←自己満足)
以下、多少長めですが、感想など。
この映画、ワンシーン毎に情報量がかなりあり、見逃している箇所が膨大にあるため、推理的側面の完全把握を目指すなら、ソフトを買って一コマづつストップし
鍵を拾い集めなくてはならないだろう。
しかし、この映画の主眼はそこにだけあるのではない。
説明台詞や状況を語る場面を極限まで削ぎ落とし、更には人物の表情の
変化さえ満足に映さない。
更に推理の醍醐味である謎解きの常套手段を一切使っていない。
先ほども述べたとおり、謎解きの鍵となる説明的なセリフなどはなく、
シーンの中にさり気なく隠されている。
国や時間軸も過去と現在が交差するので、直進的に展開はしない。
しかも、ヒントになるような事が起こった時にさえ、そこに対峙している
人物の表情が隠れて見えないことも。
これでは、何を手がかりに「もぐら」を推理するというのか・・・。
それでも物語は着実に堅実に展開し、そして衝撃のラストへと
観ている者を導いてくれるのである。
そんな飲み込み辛いシーンの連続照射が炙りだすものは、
そんな孤独を敢えて選び、その渦中に身を投じ忠義と猜疑のない交ぜ
になった中で生きる者たちが本当に守ろうとしたものとは・・・。
再三述べるが、これは推理だけを主眼とした映画ではない。
これは孤独を抱える者たちの物語である。
極力抑えられたセリフと表情描写によって張り詰めた緊張感を保ちつつ、
ちょっとした目配せや時折見せる微笑、抑えた末の感情の吐露が、
何倍もの感情表現となってこちらに訴えかけてくるのである。
こういう表現を見せられると、常日頃私たちは何と形骸化し陳腐化した
感情表現や場面を見せられる事に馴れきっているのかと思う。
まさに百戦錬磨のツワモノ役者陣が剣を競うが如く、抑えに抑えた
演技を繰り出し合い、この映画を見事に成立させている。
スパイ映画によくある要素が一切出てこない、地味な映画ではあるけれど、
孤独な人間の心の深淵を覗くには最適の一本だろう。
「ぼくのエリ」で一躍名を揚げたトーマス・アルフレッドソンの面目躍如たる
映像表現に陶酔し切った至福の2時間、十分堪能した次第。
また、原作本は続編があるとのこと、是非映画も続編を期待したい。
と、1回目を観終わった感想を思いつくままに取りとめなく書いたわけですが、
既に購入してある原作本をGW中に読み、推理部分その他を補完しつつ、
2度目に挑戦しようと目論んでいます。
「Tinker,Tailor,Soldier,Spy」
【備忘録的メモ】
5月17日時点で3回鑑賞。
原作本も読了。
以下、ネタバレを含みます。
更に、全くのメモ書きなので取り留めのない文章です。
ようやく1シーン1シーンをじっくり眺める余裕が出てきた。
全体像が判るからの余裕。
どのシーンがどこに繋がるのか、またどんな意味があるのかを味わえた。
ラストシークエンスの神編集は大画面で確認するとより素晴らしい。
あのLa,melの流れるなか、登場人物たちの激情が画面に横溢している感じ!
蜂のシーンも秀逸。
ギラムとスマイリーの性格(捜査、探査方法含む)
の違いを如実に表しているとどなたかのBlogで読んだが、
まさに、その通り。
<今回気づいたこと。>
説明が少ないので、複雑な仕掛けがあるのかと思ったが、
推理のロジックは比較的単純。
ずっと表情も感情も表出させてなかったスマイリー
(眼鏡シーンが象徴しているところの徹頭徹尾観察者としての役割)が
唯一激するシーンはビル(ビルが象徴する英国エスタブリッシュメント)
が余りに青臭い理想主義的で利己的な言い訳に対するものなのでは。
(アンの件ではないと思う)
数少ないスマイリーの感情の発露。
・クリスマスパーティーでのアンとビルを目撃する場面
・ビルとの接見での激昂
・戻って来たアンの姿を見てよろける
スマイリーは感情表現も推理経緯も殆ど表に現さないけれど、
この映画の登場人物中一番全てを把握し理論展開し胸中では
能弁に語っているし、激情家でもあると思う。
全てを胸に収めて淡々行動しているところに本当の冷徹さと怖さを感じる。
であるが故のGオールドマンは完璧なキャスティング
ビルとジムの関係、スマイリーとアン(カーラ)の関係、MI6と国との関係、
英国と米国の関係も?
それぞれの愛憎、忠義と猜疑。
裏切られ愛想を尽かしながらもなお愛さずにはいられないという、
どうしようもないせつなさが苦しい。
スマイリーとカーラの関係は特に敵対しながらもい絶対的な対としての存在。
70年代という世代は純粋に思想的美学を信じる事が出来た
最後の年代ではないか。
冷戦という判り易い構造(どちらにとっても善悪がはっきりしていた時代)
を精神的支柱にして正義を振りかざす事の出来た最後の世代。
ともあれ、この物語は組織に蹂躙された男たちの物語であり、
その悲劇性がより一層あのラストシークエンスのカタルシスを生んでいると思う。
何度観ても、というか観ればみるほど深みにハマる作品。
またもう一度劇場に足を運ぼうかと思う。
2012年4月19日木曜日
Spy
ファッションブランドPalu Smith丸の内店で開催されている
「Tinker,Tailor,Soldier,Spy 写真展」を観に行ってきました。
この映画のクリエイティブサポートをしているのがデザイナー、
ポール・スミス氏ということもあり、映画のスチール写真展を丸の内店の
2階部分全て使用して開催しています。
到着してみて驚いたのは、私以外そこに人が居なかったということ。
映画のサントラと思われるBGMと映画のPVの音楽が薄く流れるなか、
とても贅沢な空間を独り占めしてしまいました。
ゆっくり一点、一点見ていると、ここそのものが映画的な空間だなと
思えてきて、お店の方に了承を得て撮影をさせて頂きました。
私以外誰も居ない空間で撮影していると、何か秘密を覗き見ているような、
そんな不思議な感覚に囚われてしまいました。
Palu Smith 丸の内店
http://uragiri0421.blog.fc2.com/page-1.html
http://www.vogue.co.jp/fashion/news/2012-04/12/paul-smith
「Tinker,Tailor,Soldier,Spy 写真展」を観に行ってきました。
この映画のクリエイティブサポートをしているのがデザイナー、
ポール・スミス氏ということもあり、映画のスチール写真展を丸の内店の
2階部分全て使用して開催しています。
到着してみて驚いたのは、私以外そこに人が居なかったということ。
映画のサントラと思われるBGMと映画のPVの音楽が薄く流れるなか、
とても贅沢な空間を独り占めしてしまいました。
ゆっくり一点、一点見ていると、ここそのものが映画的な空間だなと
思えてきて、お店の方に了承を得て撮影をさせて頂きました。
私以外誰も居ない空間で撮影していると、何か秘密を覗き見ているような、
そんな不思議な感覚に囚われてしまいました。
Palu Smith 丸の内店
http://uragiri0421.blog.fc2.com/page-1.html
http://www.vogue.co.jp/fashion/news/2012-04/12/paul-smith
2012年4月18日水曜日
いろはにほへと
「色は匂へど 散るぬるを」
まさに美しく香るように咲いていた桜もあっという間に散ってしまいました。
今年は余りの人の多さに桜の花の盛りの時はお花見に行きませんでした。
とはいえ、往き帰りにはお寺の桜を堪能させて頂きました。
春の花の代表といえば、桜。
やはり、咲くまでの期間に比して散ってしまうまでの盛りの短さは
人の世の儚さを映すようで、日本人には特別な思いを抱かせる花
なのだろうと思います。
全ては永遠ではない、常に移り変わっていくときを惜しみつつ
しかし、また新たに生まれる物事に思いを馳せ、新生な気持ち
になるのかもしれません。
そう思うと、やはり年度の始まりであるこの時期にとても相応しい花ですね。
今年は待った時間が例年より長かったせいか、散ってしまうのも早かった
ような気がしています。
でも、この名残惜しい気持ちが桜の醍醐味なのでしょうね。
まさに美しく香るように咲いていた桜もあっという間に散ってしまいました。
今年は余りの人の多さに桜の花の盛りの時はお花見に行きませんでした。
とはいえ、往き帰りにはお寺の桜を堪能させて頂きました。
春の花の代表といえば、桜。
やはり、咲くまでの期間に比して散ってしまうまでの盛りの短さは
人の世の儚さを映すようで、日本人には特別な思いを抱かせる花
なのだろうと思います。
全ては永遠ではない、常に移り変わっていくときを惜しみつつ
しかし、また新たに生まれる物事に思いを馳せ、新生な気持ち
になるのかもしれません。
そう思うと、やはり年度の始まりであるこの時期にとても相応しい花ですね。
今年は待った時間が例年より長かったせいか、散ってしまうのも早かった
ような気がしています。
でも、この名残惜しい気持ちが桜の醍醐味なのでしょうね。
2012年4月14日土曜日
豊作
豊作といえば季節は実りの秋ですが、
春なのに豊作とはこれ如何に?
今年は「映画」が豊作です。
とはいえ、私好みのという注釈付きですが・・・。
既に今年に入ってから新作を7本観ています。
(1本観逃しているものがあるので8本公開されています)
今までも映画は好きなので、これは!と思ったものは
劇場に足を運んでいますが、今年はその頻度が違います。
私は割りと映画の好みが偏向している傾向にあるので、
これは!と思うことが少ないのです。
でも、今年はこれは!と思う映画が目白押しで公開されます。
以下、今後観に行こうと思っているものをご紹介。
4月21日公開予定
「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」(邦題「裏切りのサーカス」)
この邦題が好きじゃないので、あえて原題で。
スパイ映画とはいっても、「007」や「ミッション・イン・ポッシブル」のような
ハデなアクション映画ではありません。
じっくりじっくり隠された複雑な謎を探っていく物語のようです。
監督は「ぼくのエリ」という映画を撮ったスウェーデン人
トーマス・アルフレッドソン監督。
「ぼくのエリ」もセリフ、場面の装飾ともに極力無駄を省いていながら、
ストーリーを語る手際の良さと演出は抜群。
まさに北欧家具のような映画とでも言えばいいのか、本当に素晴らしい映画でした。
その監督が撮るスパイ物!これは絶対に見逃せません。
(しかし、この邦題なんとかならなかったんでしょうか?今時サーカス=MI6と
分かる人がどれだけいるのか・・・、語呂含め原題そのままの方が良いと思うけど)
さらにさらに、キャストも最高で、主役のゲーリー・オールドマンを始め、
英国王のスピーチでアカデミー賞を取ったコリン・ファース、
インセプションや今年公開される予定のバッドマンライジズの悪役に
抜擢されたトム・ハーディー
ガイ・リッチー映画やキック・アスなどでお馴染みマーク・ストロング、
BBCの現代版シャーロック・ホームズを演じたヴェネディクト・カンバーバッチ。
と、錚々たる英国俳優共演の妙もまた楽しみのひとつです。
http://uragiri.gaga.ne.jp/
と、まだ1本しか紹介していないのに、この長さになってしまいました。
この他、
「ロボット」「私の生きる肌」「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」
「アメイジング・スパイダーマン」「グスコーブドリの伝記」「ダークナイトライジズ」
「トータル・リコール」「プロメテウス」「アウトレイジ2」「007スカイフォール」
「ア・デンジャラス・メソッド」etc・・・
その他にも、どーしようかなあと思っている作品もいくつかありますし、
公開直前にならないとどんな映画が分からないものもあったり、急に
公開が決定するものもあるので、まだまだ増える可能性はあります。
こんなに行こうと思う映画が沢山ある年は本当に珍しいです。
さらに、名画座で旧作を観ることも多いので、今年は私にとっての
本当に映画「豊作」の年ということになりそうです。
※つくづく我ながらジャンルはバラバラなのに狭い好みが反映されいるなと思ったり
春なのに豊作とはこれ如何に?
今年は「映画」が豊作です。
とはいえ、私好みのという注釈付きですが・・・。
既に今年に入ってから新作を7本観ています。
(1本観逃しているものがあるので8本公開されています)
今までも映画は好きなので、これは!と思ったものは
劇場に足を運んでいますが、今年はその頻度が違います。
私は割りと映画の好みが偏向している傾向にあるので、
これは!と思うことが少ないのです。
でも、今年はこれは!と思う映画が目白押しで公開されます。
以下、今後観に行こうと思っているものをご紹介。
4月21日公開予定
「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」(邦題「裏切りのサーカス」)
この邦題が好きじゃないので、あえて原題で。
スパイ映画とはいっても、「007」や「ミッション・イン・ポッシブル」のような
ハデなアクション映画ではありません。
じっくりじっくり隠された複雑な謎を探っていく物語のようです。
監督は「ぼくのエリ」という映画を撮ったスウェーデン人
トーマス・アルフレッドソン監督。
「ぼくのエリ」もセリフ、場面の装飾ともに極力無駄を省いていながら、
ストーリーを語る手際の良さと演出は抜群。
まさに北欧家具のような映画とでも言えばいいのか、本当に素晴らしい映画でした。
その監督が撮るスパイ物!これは絶対に見逃せません。
(しかし、この邦題なんとかならなかったんでしょうか?今時サーカス=MI6と
分かる人がどれだけいるのか・・・、語呂含め原題そのままの方が良いと思うけど)
さらにさらに、キャストも最高で、主役のゲーリー・オールドマンを始め、
英国王のスピーチでアカデミー賞を取ったコリン・ファース、
インセプションや今年公開される予定のバッドマンライジズの悪役に
抜擢されたトム・ハーディー
ガイ・リッチー映画やキック・アスなどでお馴染みマーク・ストロング、
BBCの現代版シャーロック・ホームズを演じたヴェネディクト・カンバーバッチ。
と、錚々たる英国俳優共演の妙もまた楽しみのひとつです。
http://uragiri.gaga.ne.jp/
と、まだ1本しか紹介していないのに、この長さになってしまいました。
この他、
「ロボット」「私の生きる肌」「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」
「アメイジング・スパイダーマン」「グスコーブドリの伝記」「ダークナイトライジズ」
「トータル・リコール」「プロメテウス」「アウトレイジ2」「007スカイフォール」
「ア・デンジャラス・メソッド」etc・・・
その他にも、どーしようかなあと思っている作品もいくつかありますし、
公開直前にならないとどんな映画が分からないものもあったり、急に
公開が決定するものもあるので、まだまだ増える可能性はあります。
こんなに行こうと思う映画が沢山ある年は本当に珍しいです。
さらに、名画座で旧作を観ることも多いので、今年は私にとっての
本当に映画「豊作」の年ということになりそうです。
※つくづく我ながらジャンルはバラバラなのに狭い好みが反映されいるなと思ったり
2012年4月11日水曜日
屈しない情熱
学生の頃はラジオをよく聴いていましたが、
社会人になり、ラジオを聴く習慣がなくなってしまいました。
しかし、ここ数年はPodcastという便利なシステムのおかげで
すっかりラジオファンに。
いろいろな番組を聴きますが、今はTBSラジオの「たまむすび」
という番組を毎日のように聴いています。
その番組の火曜日に映画を紹介するコーナーがあるのですが、
昨日の放送を聴いて、その内容に衝撃をうけました。
そこで紹介されていた映画はイランの映画で、
「これは映画ではない」
というタイトル。
イランといえば、いまだ厳格なイスラムの教えを守り、民主主義国家とは
違った国家体制や習慣を持つ国です。
今まではイラン映画というと子供が主役の物語が多かったと思います。
それは、やはりイスラムの国では様々な制約があるという事だからだそうです。
なにしろ映画を撮る前に当局にシナリオを見せなければならず、少しでも
当局の意に沿わないセリフは全て削られてしまうとのこと。
そんな国で新しい映画を撮り続けているジャファール・パナヒ監督。
以前彼が撮った「白い風船」は裕福な子供が初めて金魚を買いに行く話しで、
ハラハラドキドキする(初めておつかいのような感じ)物語だそうですが、
最後に映されるのはセリフの無い貧しい子供の姿。
それがとても印象に残るのだそうです。
当局としては、貧しさや不平等的なことは映画にしてもらいたくないでしょう。
しかし、パナヒ監督はそれをうまくすり抜けて素晴らしい映画を撮ってしまうのです。
そんなパナヒ監督は2009年に行われた大統領選挙でアフマディネジャド大統領
の対抗として出馬したミル・フセイン・ムサビ候補を支援。
結果はアフマディネジャド大統領が勝ってしまいます(得票に不正疑惑がある)
そして、6年間の実刑と20年間の映画制作を禁じられます。
保釈金を支払って釈放されたものの、自宅軟禁状態であり、国外に出ることも
叶わず、そしてもちろん映画を撮ることもできない。
そんな中、ある方法で映画を撮ってみせた・・・、それが
「これは映画ではない」という作品。
この話を聴いて、映画を撮りたいというその情熱、どんなに抑圧されても
決して屈しない強さに、心の底からの尊敬と憧憬を感じずにはいられませんでした。
私はたまたまこの現代日本に生きているおかげで、様々な表現方法を
駆使した映画を沢山観ることができ、それについて、こうしてBlogで自由に
感想を書き表現することが出来ますが、そんな些細な事が些細ではない国
があるという現実。
世界には様々な宗教、習慣、価値観を持った国と人がいますので
一概にこれは善、これは悪と分けることなど出来ません。
でも、やはり他者を抑圧することのない国が増えたらいいなと思ったのでした。
それにしても、この映画もですが、この監督の映画観てみたい!
「たまむすび」
http://podcast.tbsradio.jp/tama954/files/20120410_machi.mp3
※1週間で配信が終わるそうなのでお早めに!
社会人になり、ラジオを聴く習慣がなくなってしまいました。
しかし、ここ数年はPodcastという便利なシステムのおかげで
すっかりラジオファンに。
いろいろな番組を聴きますが、今はTBSラジオの「たまむすび」
という番組を毎日のように聴いています。
その番組の火曜日に映画を紹介するコーナーがあるのですが、
昨日の放送を聴いて、その内容に衝撃をうけました。
そこで紹介されていた映画はイランの映画で、
「これは映画ではない」
というタイトル。
イランといえば、いまだ厳格なイスラムの教えを守り、民主主義国家とは
違った国家体制や習慣を持つ国です。
今まではイラン映画というと子供が主役の物語が多かったと思います。
それは、やはりイスラムの国では様々な制約があるという事だからだそうです。
なにしろ映画を撮る前に当局にシナリオを見せなければならず、少しでも
当局の意に沿わないセリフは全て削られてしまうとのこと。
そんな国で新しい映画を撮り続けているジャファール・パナヒ監督。
以前彼が撮った「白い風船」は裕福な子供が初めて金魚を買いに行く話しで、
ハラハラドキドキする(初めておつかいのような感じ)物語だそうですが、
最後に映されるのはセリフの無い貧しい子供の姿。
それがとても印象に残るのだそうです。
当局としては、貧しさや不平等的なことは映画にしてもらいたくないでしょう。
しかし、パナヒ監督はそれをうまくすり抜けて素晴らしい映画を撮ってしまうのです。
そんなパナヒ監督は2009年に行われた大統領選挙でアフマディネジャド大統領
の対抗として出馬したミル・フセイン・ムサビ候補を支援。
結果はアフマディネジャド大統領が勝ってしまいます(得票に不正疑惑がある)
そして、6年間の実刑と20年間の映画制作を禁じられます。
保釈金を支払って釈放されたものの、自宅軟禁状態であり、国外に出ることも
叶わず、そしてもちろん映画を撮ることもできない。
そんな中、ある方法で映画を撮ってみせた・・・、それが
「これは映画ではない」という作品。
この話を聴いて、映画を撮りたいというその情熱、どんなに抑圧されても
決して屈しない強さに、心の底からの尊敬と憧憬を感じずにはいられませんでした。
私はたまたまこの現代日本に生きているおかげで、様々な表現方法を
駆使した映画を沢山観ることができ、それについて、こうしてBlogで自由に
感想を書き表現することが出来ますが、そんな些細な事が些細ではない国
があるという現実。
世界には様々な宗教、習慣、価値観を持った国と人がいますので
一概にこれは善、これは悪と分けることなど出来ません。
でも、やはり他者を抑圧することのない国が増えたらいいなと思ったのでした。
それにしても、この映画もですが、この監督の映画観てみたい!
「たまむすび」
http://podcast.tbsradio.jp/tama954/files/20120410_machi.mp3
※1週間で配信が終わるそうなのでお早めに!
2012年4月9日月曜日
春きたりなば
先日まで風は冷たくて、春の暖かさを余り感じることができませんでしたが、
ようやく、陽光も気温も春らしくなってきました。
春には春の様々な楽しみがあります。
お花見はその筆頭にあげられるものですが、
私はお花見と同様に春を味わうことも、とっても楽しみです。
(全ての季節で同じコト言って・・・食いしん坊過ぎますね)
3月(早いものでは2月)くらいになると、お店で山菜をみかけるようになります。
まさに、山の養分をじっくり蓄えて冬を越した滋味を感じさせてくれます。
10代までは山菜の美味しさがちっとも分かりませんでした。
苦いし、独特のエグ味はあるし、見た目の色も鮮やかではない・・・。
何だかお年寄りの食べ物といった感じでした。
ところがところが、20歳を過ぎてどんどん味覚が変化してきて、
いろんな味を美味しいと感じる事ができるようになってきました。
特に、苦味やアクの強いものも、独特の風味と感じることが出来るようになり、
ぐんと味覚の世界が広がったのでした。
春はフレッシュな山の恵みがメニューに並びますが、
また一方、海の幸もこの季節ならではのものがお目見えします。
そんな中でも、この「ホタルイカ」は春の到来をヴィヴィッドに感じさせて
くれる海の幸です。
先週の金曜日にたまに行く築地のお店に「ホタルイカ入ってます?」と
きいたところ、「入ってますよ」の答え。
もう矢も盾ても堪らず、友人にメールしたところ、「行きたい!」との返事。
その友人と去年そこのホタルイカを一緒に食べて感激した情景が蘇ってきました。
仕事が終わった金曜日の夜、キラキラ光るワタがたっぷり入った甘いホタルイカ
を十分堪能。
“春きたりなばホタルイカ”
ようやく、陽光も気温も春らしくなってきました。
春には春の様々な楽しみがあります。
お花見はその筆頭にあげられるものですが、
私はお花見と同様に春を味わうことも、とっても楽しみです。
(全ての季節で同じコト言って・・・食いしん坊過ぎますね)
3月(早いものでは2月)くらいになると、お店で山菜をみかけるようになります。
まさに、山の養分をじっくり蓄えて冬を越した滋味を感じさせてくれます。
10代までは山菜の美味しさがちっとも分かりませんでした。
苦いし、独特のエグ味はあるし、見た目の色も鮮やかではない・・・。
何だかお年寄りの食べ物といった感じでした。
ところがところが、20歳を過ぎてどんどん味覚が変化してきて、
いろんな味を美味しいと感じる事ができるようになってきました。
特に、苦味やアクの強いものも、独特の風味と感じることが出来るようになり、
ぐんと味覚の世界が広がったのでした。
春はフレッシュな山の恵みがメニューに並びますが、
また一方、海の幸もこの季節ならではのものがお目見えします。
そんな中でも、この「ホタルイカ」は春の到来をヴィヴィッドに感じさせて
くれる海の幸です。
先週の金曜日にたまに行く築地のお店に「ホタルイカ入ってます?」と
きいたところ、「入ってますよ」の答え。
もう矢も盾ても堪らず、友人にメールしたところ、「行きたい!」との返事。
その友人と去年そこのホタルイカを一緒に食べて感激した情景が蘇ってきました。
仕事が終わった金曜日の夜、キラキラ光るワタがたっぷり入った甘いホタルイカ
を十分堪能。
“春きたりなばホタルイカ”
2012年4月8日日曜日
さくら遠景
上野の山に桜の季節が巡ってきました。
ここ数日であっという間に満開、見頃を迎えて近所は大賑わいです。
お花見というと、上野恩賜公園の桜並木が有名ですし、本当に
驚くほど大勢の人たちがお花見をしています。
その他では昨年ご紹介したように、上野の山や谷中方面に数多く
存在する寺社に植えられた桜を鑑賞する人も大勢います。
あ、そうそう谷中墓地の桜並木も有名で、この季節はお彼岸以上に
人が多いのではないでしょうか。
ところで、上野といえば不忍池も有名ですが、不忍池というと
やはり夏の蓮というイメージが強いと思います。
しかし、不忍池の周辺も桜木が植えられていて、桜が綺麗に
咲いています。
しかも、冬の名残の枯蓮と水鳥が池に映えて、季節のうつろいを
感じさせてくれます。
桜は近くで見るもの良いですが、他の動植物と一緒に遠景で
眺めるのも良いものですよね。
2012年4月5日木曜日
Camellia
昨日の台風かと思うほどの嵐とは一転して、
今日はとても気持ちの良い晴れた一日でした。
台風一過もそうですが、雨や激しい風が吹いた後は
汚れていた気が一掃されたかのように気持ちの良い
空気になるような感じがします。
とはいえ、今回も日本各地で大きな被害を出した
嵐でしたから、やっぱり自然の力は本当に侮るべからず、
と思いました。
ところで、上野の山の桜も徐々に咲き始めて、
まさにこの地域のオン・シーズンが始ろうとしています。
2日(月)の夜に所用で上野公園の桜並木を通ったのですが、
まだ桜も余り咲いていないにも関わらず、結構なお花見客で
賑わっていました。
まだ夜は寒いのに、日本人はやっぱりこの季節を本当に心待ち
にしているのだと改めて思った次第です。
ところで、桜の話題をしておきながら、先日みかけた
椿がとても可憐で綺麗だったのでご紹介。
よく見かける椿は五弁のものが多いように思いますが、
これはちょっと珍しい品種なのかなと思います。
このままコサージュにでもしたいような姿でひっそりと咲いているのが
印象的でした。
今はみな視線は桜に集まっていますが、他の花々も咲き始めていますよ。
春ですね。
今日はとても気持ちの良い晴れた一日でした。
台風一過もそうですが、雨や激しい風が吹いた後は
汚れていた気が一掃されたかのように気持ちの良い
空気になるような感じがします。
とはいえ、今回も日本各地で大きな被害を出した
嵐でしたから、やっぱり自然の力は本当に侮るべからず、
と思いました。
ところで、上野の山の桜も徐々に咲き始めて、
まさにこの地域のオン・シーズンが始ろうとしています。
2日(月)の夜に所用で上野公園の桜並木を通ったのですが、
まだ桜も余り咲いていないにも関わらず、結構なお花見客で
賑わっていました。
まだ夜は寒いのに、日本人はやっぱりこの季節を本当に心待ち
にしているのだと改めて思った次第です。
ところで、桜の話題をしておきながら、先日みかけた
椿がとても可憐で綺麗だったのでご紹介。
よく見かける椿は五弁のものが多いように思いますが、
これはちょっと珍しい品種なのかなと思います。
このままコサージュにでもしたいような姿でひっそりと咲いているのが
印象的でした。
今はみな視線は桜に集まっていますが、他の花々も咲き始めていますよ。
春ですね。
2012年3月29日木曜日
おとなのけんか
こどものけんかに親が出て?
<あらすじ>
こどもたちのけんかで片方が怪我をした事からその親たちが
話し合うために集まります。
片やリベラルな知識層、片や弁護士と投資ブローカの富裕層。
どちらも常識的で大人な対応を常にしているであろう二組の夫婦。
今回もお互いが状況を冷静に判断して、大人な対応で話し合いが
進むかに思われたが・・・。
この映画の主要登場人物は4人。
場面もほぼ室内。
こんなシンプルな状況と設定。
それが、物語が進行するにしたがって、どんどん濃密なやりとりへと
展開していきます。
リベラルで知識層な夫婦は、当初、怪我を負わされた側にも関わらず、
一方的に相手を攻めるのではなく、極めて中立的に話をしようと努めます。
富裕層な夫婦も怪我を負わせてしまった事を心から詫びて、冷静でいてくれる
相手の夫婦に対してとても低姿勢かつ好意的な態度で接しています。
しかし、言葉の端々に少しづつ険が混じるようになり、話し合いは思ったように
進まず、少しづつ会話や態度、場の空気が軋み始めます。
常識人として振舞っていた二組の夫婦が、どんどん本性を曝け出して
取り乱していき、軋みがだんだんと修復出来ないほどの決裂を生む
に至るまでの展開が、本当にスリリングで面白い。
79分という短い映画ですが、内容は時間が長いだけの大作映画より
濃密で、しかもヘタなサスペンス映画よりもハラハラドキドキ、そして
至るところに笑いのツボが!
この物語の原作はNYやロンドン、パリで大成功を収めた舞台劇だそうで、
確かに、4人の会話がほぼ全てといって良いと思います。
しかし、私は映画ならではのファーストシーンとラストシーンがあることによって
よりこの物語に示唆と皮肉とほのぼのとした味わいを加えることに成功している
と思います。
この映画を観る少し前に昨年公開された「ゴーストライター」という同じ
ロマン・ポランスキー監督の作品を観ていたのですが、全く違ったタイプの
映画で、これはこれで、また本当に面白い第一級のサスペンス映画でした。
しかも、ポランスキー監督は御歳78歳。
同じ監督がこれだけ違う物語を立て続けに撮れるということも
また、驚異的だなと思います。
おとなのけんか
http://www.otonanokenka.jp/site/
<あらすじ>
こどもたちのけんかで片方が怪我をした事からその親たちが
話し合うために集まります。
片やリベラルな知識層、片や弁護士と投資ブローカの富裕層。
どちらも常識的で大人な対応を常にしているであろう二組の夫婦。
今回もお互いが状況を冷静に判断して、大人な対応で話し合いが
進むかに思われたが・・・。
この映画の主要登場人物は4人。
場面もほぼ室内。
こんなシンプルな状況と設定。
それが、物語が進行するにしたがって、どんどん濃密なやりとりへと
展開していきます。
リベラルで知識層な夫婦は、当初、怪我を負わされた側にも関わらず、
一方的に相手を攻めるのではなく、極めて中立的に話をしようと努めます。
富裕層な夫婦も怪我を負わせてしまった事を心から詫びて、冷静でいてくれる
相手の夫婦に対してとても低姿勢かつ好意的な態度で接しています。
しかし、言葉の端々に少しづつ険が混じるようになり、話し合いは思ったように
進まず、少しづつ会話や態度、場の空気が軋み始めます。
常識人として振舞っていた二組の夫婦が、どんどん本性を曝け出して
取り乱していき、軋みがだんだんと修復出来ないほどの決裂を生む
に至るまでの展開が、本当にスリリングで面白い。
79分という短い映画ですが、内容は時間が長いだけの大作映画より
濃密で、しかもヘタなサスペンス映画よりもハラハラドキドキ、そして
至るところに笑いのツボが!
この物語の原作はNYやロンドン、パリで大成功を収めた舞台劇だそうで、
確かに、4人の会話がほぼ全てといって良いと思います。
しかし、私は映画ならではのファーストシーンとラストシーンがあることによって
よりこの物語に示唆と皮肉とほのぼのとした味わいを加えることに成功している
と思います。
この映画を観る少し前に昨年公開された「ゴーストライター」という同じ
ロマン・ポランスキー監督の作品を観ていたのですが、全く違ったタイプの
映画で、これはこれで、また本当に面白い第一級のサスペンス映画でした。
しかも、ポランスキー監督は御歳78歳。
同じ監督がこれだけ違う物語を立て続けに撮れるということも
また、驚異的だなと思います。
おとなのけんか
http://www.otonanokenka.jp/site/
2012年3月27日火曜日
蓮茶
お茶にもいろいろありますが・・・。
不忍池の近くに住んでいるせいではありませんが、
「蓮茶」が大好きです。
ずっと以前にベトナム料理を食べに行ったお店で飲んで、
すっかり蓮茶が好きになりました。
お花のお茶は数々ありますが、ジャスミン茶は少し
香りがきつ過ぎるので、好きなタイプと嫌いなタイプがあります。
(ジャスミンが軽く香るのは大好きなんですけど・・・)
その点、この蓮茶はなんともいえない蓮の香りが
口中に広がり、味もあさっりしているので飲みやすいので
大好きです。
もちろん、蓮は観るもの大好きなので、今から初夏の季節が
待ち遠しいです。
とはいえ、今は蓮茶を飲みながら桜を待っているところです。
※そういえば、先日の「アド街っく天国」(テレビ東京)は上野桜木
でしたね。ご近所の街角が沢山紹介されていて面白かったです。
不忍池の近くに住んでいるせいではありませんが、
「蓮茶」が大好きです。
ずっと以前にベトナム料理を食べに行ったお店で飲んで、
すっかり蓮茶が好きになりました。
お花のお茶は数々ありますが、ジャスミン茶は少し
香りがきつ過ぎるので、好きなタイプと嫌いなタイプがあります。
(ジャスミンが軽く香るのは大好きなんですけど・・・)
その点、この蓮茶はなんともいえない蓮の香りが
口中に広がり、味もあさっりしているので飲みやすいので
大好きです。
もちろん、蓮は観るもの大好きなので、今から初夏の季節が
待ち遠しいです。
とはいえ、今は蓮茶を飲みながら桜を待っているところです。
※そういえば、先日の「アド街っく天国」(テレビ東京)は上野桜木
でしたね。ご近所の街角が沢山紹介されていて面白かったです。
2012年3月13日火曜日
ilove.cat
カワイイ!
猫サイトを発見しました~。
猫×クリエイターをテーマにしたWEBサイトです。
猫好きのクリエイターが集まって情報発信しているサイトとのこと。
様々な業界のクリエイターの方々がご自分の飼っている猫について
いろいろ語ったり、また、猫に関するイベントの告知や、猫にまつわる
商品のTopicまで掲載されています。
本当に猫を愛し愛されている様子がしみじみと伝わってきます。
どの子もホント愛らしい。
まだ全部の方の記事を読んだわけではありませんが、
捨て猫の里親制度を利用したり、友人から貰い受けて
て飼う事になった方が結構いるのはちょっと意外でした。
クリエイターってオシャレな感じだから血統証付きのブランド猫を
飼っているイメージがあったからかもしれません。
でも、逆に何かをクリエイトされている方々はセンシティブな人が
多そうだし、ブランドに惹かれるより、いろいろな背景を背負った
子の方に魅力を感じるのかもしれないなとも思ったりしました。
私は全くクリエイティブでもセンシティブでもありませんが、
やっぱりちょっとクセのある面構え(?)と野良的たくましさの
ある子のほうが好きです。
なので、このサイトの写真や文章を読んでいると、
心が休まります。
「ilove.cat」
http://ilove.cat/ja
猫サイトを発見しました~。
(画像はサイトからお借りしました)
その名もズバリ「ilove.cat」猫×クリエイターをテーマにしたWEBサイトです。
猫好きのクリエイターが集まって情報発信しているサイトとのこと。
様々な業界のクリエイターの方々がご自分の飼っている猫について
いろいろ語ったり、また、猫に関するイベントの告知や、猫にまつわる
商品のTopicまで掲載されています。
本当に猫を愛し愛されている様子がしみじみと伝わってきます。
どの子もホント愛らしい。
まだ全部の方の記事を読んだわけではありませんが、
捨て猫の里親制度を利用したり、友人から貰い受けて
て飼う事になった方が結構いるのはちょっと意外でした。
クリエイターってオシャレな感じだから血統証付きのブランド猫を
飼っているイメージがあったからかもしれません。
でも、逆に何かをクリエイトされている方々はセンシティブな人が
多そうだし、ブランドに惹かれるより、いろいろな背景を背負った
子の方に魅力を感じるのかもしれないなとも思ったりしました。
私は全くクリエイティブでもセンシティブでもありませんが、
やっぱりちょっとクセのある面構え(?)と野良的たくましさの
ある子のほうが好きです。
なので、このサイトの写真や文章を読んでいると、
心が休まります。
「ilove.cat」
http://ilove.cat/ja
2012年3月11日日曜日
本当の強さ
年月の経つのは早いものですね。
東日本大震災から今日で一年。
被災地だけでなく、日本人、もしくは日本で暮らしている全ての人たちにとって、
今日は様々な思いを巡らせる日になっているのではないかと思います。
私も一年前の状況を思い出すと、様々な情景や感情が去来します。
私個人は直接大きな物理的被害を受ける事はありませんでしたが、
日本自体が様々な面で変化をよぎなくされた一年ではなかったかと思います。
それこそ、被災された地域や方々にとっては筆舌に尽くしがたい
困難の連続の日々でしたでしょうし、また現在も様々な状況と
闘っていらっしゃると思います。
なかなか一般のメディアでは伝わっていないようですが、
風評被害における差別も横行していると聞きます。
科学的検証もさることながら、被災地や被災者の方々に本当に寄り添う
ということを改めて考える必要があるのかもしれないと思います。
とはいえ、被災地から遠く離れた場所にいると、日々日常の生活に
追われて被災された方々の思いに寄り添うことの難しさも痛感します。
ただ、思うのは批判的な態度や攻撃的な言葉ではなく、
自分の口から出る言葉、もしくは態度が少しでも相手に対して
優しいものであればと思います。
つい、批判や非難は簡単に口を突いて出てきてしまいそうになるけれど、
そこを踏ん張って自分の感情に流されない強さ、本当の優しさというものを
考えていかなければならないとも思うのです。
2012年3月6日火曜日
梅は咲いたか
“桜はまだかいな~”と続くお馴染みの端唄。
そんな端唄の出だしを口ずさみながら、ふらりと湯島天神へ。
正式名称は「湯島天満宮」通称「湯島天神」
かの菅原道真公を祀ってあるため、受験シーズンには多くの受験生が参詣します。
受験シーズンと時期を近しくしてあるのが、「湯島天神梅まつり」
湯島天神境内に植えられた梅の木々が花をさかせ、その可憐な花と
芳しい香りで人々を魅了します。
例年であれば満開の時期なのですが、今年は開花が遅れているためか、
私が行った時はまだ満開には間があるようでした。
しかし、実は梅の花は咲き始めを見るのが良いそうです。
というのも、先に咲いた花びらは大きく形も整い、雄しべ雌しべも太く真っ直ぐ
勢いよく伸びています。
それは、先に咲く花は葉が茂っている夏の時期に光合成で蓄えられた栄養素
をふんだんに得ることができ、その分、遅く咲く花は栄養が行き渡らないのだそう。
一ヶ月もかけて咲く梅はその違いが顕著に出るのだそうです。
(これは「美の壷」の受け売り)
梅といえば、私の実家では毎年お正月に母が梅を咲かせていました。
大きい植木鉢にかなり大ぶりでしっかりした幹の盆栽を紅白二鉢。
まだ時期には早いので、暖かい部屋に入れて、せっせと霧を吹き
お正月に花が咲くように丹精していたものでした。
なので、お正月といえば、梅の香りなのです。
しかし、母も歳をとってしまい、大きな鉢を持ち運べなくなってからは
お正月に梅の香りを感じることが出来なくなりました。
毎年香っていた香りが感じられないのはさみしいですが、いつか私が
代わって梅を咲かせてみたいなと思っています。
湯島天神梅まつり
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/ume/index.htm
そんな端唄の出だしを口ずさみながら、ふらりと湯島天神へ。
正式名称は「湯島天満宮」通称「湯島天神」
かの菅原道真公を祀ってあるため、受験シーズンには多くの受験生が参詣します。
受験シーズンと時期を近しくしてあるのが、「湯島天神梅まつり」
湯島天神境内に植えられた梅の木々が花をさかせ、その可憐な花と
芳しい香りで人々を魅了します。
例年であれば満開の時期なのですが、今年は開花が遅れているためか、
私が行った時はまだ満開には間があるようでした。
しかし、実は梅の花は咲き始めを見るのが良いそうです。
というのも、先に咲いた花びらは大きく形も整い、雄しべ雌しべも太く真っ直ぐ
勢いよく伸びています。
それは、先に咲く花は葉が茂っている夏の時期に光合成で蓄えられた栄養素
をふんだんに得ることができ、その分、遅く咲く花は栄養が行き渡らないのだそう。
一ヶ月もかけて咲く梅はその違いが顕著に出るのだそうです。
(これは「美の壷」の受け売り)
梅といえば、私の実家では毎年お正月に母が梅を咲かせていました。
大きい植木鉢にかなり大ぶりでしっかりした幹の盆栽を紅白二鉢。
まだ時期には早いので、暖かい部屋に入れて、せっせと霧を吹き
お正月に花が咲くように丹精していたものでした。
なので、お正月といえば、梅の香りなのです。
しかし、母も歳をとってしまい、大きな鉢を持ち運べなくなってからは
お正月に梅の香りを感じることが出来なくなりました。
毎年香っていた香りが感じられないのはさみしいですが、いつか私が
代わって梅を咲かせてみたいなと思っています。
湯島天神梅まつり
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/ume/index.htm
2012年3月2日金曜日
視線を切り取る
写真のグループ展に行ってきました。
以前一緒に働いていた方が写真を勉強していて、
そのクラスの方々と開催した展覧会です。
一年前のグループ展にも、ご案内を頂き行きましたが、
今回はどんな感じの作品を出品したのかとても楽しみでした。
「写真」というのは、レンズから見えたもの切り取った瞬間ですが、
そのレンズから見えた視線が、それぞれの思いや、感覚、
果ては思想までもを捉えているので面白いなと思うのです。
絵画などは、それがもっと極端に分かりやすく反映されていると思うのですが、
写真は、一見何気ない風景であったり、物体であったりするだけに、
その被写体を通して立ち昇る思いがとてもさり気ないのに、強く印象付け
られることが多いような気がします。
その人が撮った写真を見ると、その人そのものを視ている気がする
時があるのは、そのせいでしょうか。
さて、友人の作品ですが、
大きな木々が並ぶ公園の向こう岸を四季の移り変わりを通して見つめた連作。
(Photo by Okamoto)
三枚×4枚で構成されたその風景は、時に子供を連れた家族が遊んでいたり、
池に鴨の群れがゆったり泳いでいたり、その後ろには萌えるような緑の季節から
ゆっくりと黄色に色付き、山吹色から朽葉色になり、そしてすっかり葉を落とした
裸木の季節へ。
色のグラデーションとその風景の中の人間や動物のさり気ない配置に
ゆったりとしていながら、真っ直ぐに見つめられた思いが映し込まれていました。
普段は物静かなタイプの彼の素直さや思いを饒舌に語っている
作品だと思いました。
それにしても、出品している方々それぞれ個性的で、一枚の写真に
込める気持ちが溢れる作品ばかり。
皆一様に暖かい視線で世界を見つめていることに、仕事でささくれていた
気持ちが緩んでいきました。
今度の日曜まで開催されていますので、新宿におこしの方は
立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
PHat PHOTO 10Aクラスグループ展
bottle message-想いをのせて-
http://www.placem.com/
2012年2月29日水曜日
SHISEIDO GALLERY
銀ブラ=銀座をぶらぶらすること。
そんな新鮮な作品がFree(無料)で楽しめるのですから、
今はそんな言葉死語なのかもしれませんね。
(私が若い頃も既にそんな感じでしたが)
でも、今でも銀ブラしています。
銀座は創業数百年の老舗からデパート、ハイブランドのショップから
ファストファッションのショップまで、様々なお店がある街です。
そんないろんなモノを売っているの街ですが、
画廊やギャラリーも沢山集まっているエリアでもあります。
私は絵画や美術品を観るのが好きなのですが、美術館や大規模な
展覧会などにいくと、その人の多さに気が散ったり、人の気配に
疲れてしまって、帰ってくると本当にグッタリする事が多いのです。
でも、銀座にはそんな私がゆっくり楽しめる場所がいくつかあります。
その中でも、この「SHISEIDO GALLERY」はとっておきの穴場。
資生堂ギャラリーは1919年にオープンした日本最古の画廊だそう。
東京銀座資生堂ビルの地下1階に2001年にリニューアルオープンしました。
このギャラリーは現代アートを主軸に、若いアーティストに発表の場を与えています。
広いスペースではありませんが、面白い作品に出会えること
請け合いです。
現在は「SHISEIDO ART EGG」と題した新進アーティストに門戸を開いた
公募作品の展覧会が開催されています。
3人入選したうち、既に2人の個展は終わってしまいましたが、
明後日3月2日から入江早耶氏の個展が始ります。
入江氏は身の回りのものから生活を豊かにする小さな幸せを
見出すことをテーマにインスタレーションを展開しています。
「カンノンダスト」2010 photo by 鹿田義彦
そんな新鮮な作品がFree(無料)で楽しめるのですから、
さらにHappyですよね。
銀座でお買い物をしたついで、またはランチの後などに立ち寄ってみては
いかがでしょう?
SHISEIDO GALLERY
OPEN
11:00-19:00(平日)
11:00-18:00(日・祝)
休館日:月曜日
2012年2月23日木曜日
ひろがる
とうとう「古町糀製造所」さんの東京店が2店舗OPENしました。
1店舗目は自由が丘に2月1日OPEN。
2店舗目は松屋銀座店内に2月21日にOPEN。
糀ブームもあいまってか、様々なメディアで紹介されています。
私は、ご店主がツイッターでNHKの朝の情報番組「朝いち」に
出ますよ、とツイートしていらしたので、拝見しました。
NHKですので、店名や商品名などは伏せられていましたが、
とってもシンプルだけど落ち着く感じの店内の様子が映し出されていました。
一生懸命働いている従業員の方と糀ドリンクを楽しんでいらっしゃる方を
観て、素晴らしいスタートを切られたんだな~と何故か我がことのように
嬉しくなってしまいました。
さて、私の行動範囲に近い場所にOPENした2店舗目の松屋銀座のお店に、
満を持して行って参りました。
丁度、今度お土産にと思っていた「神社エール」を
自分用と合わせて2本買い求めるためです。
地下の食品売り場に設けられた店舗はかなり広め。
ご贈答用のディスプレイや、糀ドリンクの瓶がいろいろなフレーバーごとに
並んでいたり、米蜜(柚子や生姜)のコーナーなど。
さらに、他の店舗同様、ドリンクをカップで販売もしています。
私がお店に到着したときには、何人もお客さんがいらして、
店員さんにいろいろ聞いたり、購入したりしていました。
私も、「神社エール」を2本購入したあと、「米蜜」を味見させて貰ったり。
店員さんはお忙しいのに、私が「私も新潟なんです」と話しかけると、とっても
嬉しそうなお顔で、「そうなんですか!来て頂いてありがとうございます!
私も新潟のお店から来ているんです」と。
慣れない土地で、新しいお店をやる事は心身共にとっても大変だろうと
思うのに、そんな事おくびにも出さずに明るい笑顔で応対する彼女に、
糀ドリンクに負けないほどの栄養を貰いました。
地元のものがこうして世の中に広がっていくことって本当に嬉しいですね。
古町糀製造所
http://www.furumachi-kouji.com/
※みん経の記事もご参照あれ。
http://jiyugaoka.keizai.biz/headline/858/
http://ginza.keizai.biz/headline/1802/
1店舗目は自由が丘に2月1日OPEN。
2店舗目は松屋銀座店内に2月21日にOPEN。
糀ブームもあいまってか、様々なメディアで紹介されています。
私は、ご店主がツイッターでNHKの朝の情報番組「朝いち」に
出ますよ、とツイートしていらしたので、拝見しました。
NHKですので、店名や商品名などは伏せられていましたが、
とってもシンプルだけど落ち着く感じの店内の様子が映し出されていました。
一生懸命働いている従業員の方と糀ドリンクを楽しんでいらっしゃる方を
観て、素晴らしいスタートを切られたんだな~と何故か我がことのように
嬉しくなってしまいました。
さて、私の行動範囲に近い場所にOPENした2店舗目の松屋銀座のお店に、
満を持して行って参りました。
丁度、今度お土産にと思っていた「神社エール」を
自分用と合わせて2本買い求めるためです。
地下の食品売り場に設けられた店舗はかなり広め。
ご贈答用のディスプレイや、糀ドリンクの瓶がいろいろなフレーバーごとに
並んでいたり、米蜜(柚子や生姜)のコーナーなど。
さらに、他の店舗同様、ドリンクをカップで販売もしています。
(写真はHPからお借りしました)
私がお店に到着したときには、何人もお客さんがいらして、
店員さんにいろいろ聞いたり、購入したりしていました。
私も、「神社エール」を2本購入したあと、「米蜜」を味見させて貰ったり。
店員さんはお忙しいのに、私が「私も新潟なんです」と話しかけると、とっても
嬉しそうなお顔で、「そうなんですか!来て頂いてありがとうございます!
私も新潟のお店から来ているんです」と。
慣れない土地で、新しいお店をやる事は心身共にとっても大変だろうと
思うのに、そんな事おくびにも出さずに明るい笑顔で応対する彼女に、
糀ドリンクに負けないほどの栄養を貰いました。
地元のものがこうして世の中に広がっていくことって本当に嬉しいですね。
古町糀製造所
http://www.furumachi-kouji.com/
※みん経の記事もご参照あれ。
http://jiyugaoka.keizai.biz/headline/858/
http://ginza.keizai.biz/headline/1802/
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