先日まで風は冷たくて、春の暖かさを余り感じることができませんでしたが、
ようやく、陽光も気温も春らしくなってきました。
春には春の様々な楽しみがあります。
お花見はその筆頭にあげられるものですが、
私はお花見と同様に春を味わうことも、とっても楽しみです。
(全ての季節で同じコト言って・・・食いしん坊過ぎますね)
3月(早いものでは2月)くらいになると、お店で山菜をみかけるようになります。
まさに、山の養分をじっくり蓄えて冬を越した滋味を感じさせてくれます。
10代までは山菜の美味しさがちっとも分かりませんでした。
苦いし、独特のエグ味はあるし、見た目の色も鮮やかではない・・・。
何だかお年寄りの食べ物といった感じでした。
ところがところが、20歳を過ぎてどんどん味覚が変化してきて、
いろんな味を美味しいと感じる事ができるようになってきました。
特に、苦味やアクの強いものも、独特の風味と感じることが出来るようになり、
ぐんと味覚の世界が広がったのでした。
春はフレッシュな山の恵みがメニューに並びますが、
また一方、海の幸もこの季節ならではのものがお目見えします。
そんな中でも、この「ホタルイカ」は春の到来をヴィヴィッドに感じさせて
くれる海の幸です。
先週の金曜日にたまに行く築地のお店に「ホタルイカ入ってます?」と
きいたところ、「入ってますよ」の答え。
もう矢も盾ても堪らず、友人にメールしたところ、「行きたい!」との返事。
その友人と去年そこのホタルイカを一緒に食べて感激した情景が蘇ってきました。
仕事が終わった金曜日の夜、キラキラ光るワタがたっぷり入った甘いホタルイカ
を十分堪能。
“春きたりなばホタルイカ”
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