2012年3月6日火曜日

梅は咲いたか

“桜はまだかいな~”と続くお馴染みの端唄。

そんな端唄の出だしを口ずさみながら、ふらりと湯島天神へ。

正式名称は「湯島天満宮」通称「湯島天神」
かの菅原道真公を祀ってあるため、受験シーズンには多くの受験生が参詣します。


受験シーズンと時期を近しくしてあるのが、「湯島天神梅まつり
湯島天神境内に植えられた梅の木々が花をさかせ、その可憐な花と
芳しい香りで人々を魅了します。


例年であれば満開の時期なのですが、今年は開花が遅れているためか、
私が行った時はまだ満開には間があるようでした。


しかし、実は梅の花は咲き始めを見るのが良いそうです。
というのも、先に咲いた花びらは大きく形も整い、雄しべ雌しべも太く真っ直ぐ
勢いよく伸びています。
それは、先に咲く花は葉が茂っている夏の時期に光合成で蓄えられた栄養素
ふんだんに得ることができ、その分、遅く咲く花は栄養が行き渡らないのだそう。
一ヶ月もかけて咲く梅はその違いが顕著に出るのだそうです。
(これは「美の壷」の受け売り)


梅といえば、私の実家では毎年お正月に母が梅を咲かせていました。
大きい植木鉢にかなり大ぶりでしっかりした幹の盆栽を紅白二鉢。


まだ時期には早いので、暖かい部屋に入れて、せっせと霧を吹き
お正月に花が咲くように丹精していたものでした。
なので、お正月といえば、梅の香りなのです。
しかし、母も歳をとってしまい、大きな鉢を持ち運べなくなってからは
お正月に梅の香りを感じることが出来なくなりました。


毎年香っていた香りが感じられないのはさみしいですが、いつか私が
代わって梅を咲かせてみたいなと思っています。


湯島天神梅まつり
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/ume/index.htm

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