私の生まれ育った地域は北の方に位置する平野部で、
県内でも珍しい比較的積雪の少ないところです。
新潟と言って想像するのは、一晩で数メートルもの雪が積もる
ような山間の風景なのではないでしょうか。
今日ご紹介する街はまさに、そんな雪国の名に相応しい「塩沢」です。
三国街道は中山道の高崎から分かれて新潟の寺泊という町に至る
その昔、上杉謙信の関東遠征に重用された街道です。
そんな街道の途中にこの塩沢宿はあります。
約10年程前に町の若者たちが、百年経って自分の孫に自慢できる町を
つくりたいと願い、そしてようやく昨年新しい町並みが完成しました。
それは、古の旅人たちが見たであろうような雪国ならではの知恵が
凝らされた風情ある町並みです。
郵便局や銀行、商店も民家も雰囲気を損なうことなく、統一感をもって作られています。
日本の中でも特に豪雪地帯として知られる一帯で、古の旅人たちは
この宿場で暖をとり、休息したのかなと想像が膨らみます。
新潟の街ではお馴染みの「雁木(がんぎ)」が軒先に通っています。
これがあれば雪を気にせず買い物が出来ます。
そんな雁木の上を見ると・・・
雪の結晶が通りを飾っていました。
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