2011年4月16日土曜日

御車返し

上野公園の国立博物館並びに
「両大師開山堂」があります。

こちらは、正保元年(1644年)寛永寺開山天海僧正の像を
安置するために建立されました。
その後、天海僧正が尊敬した高僧「慈恵大師」の像も安置したことから
「両大師」と呼ばれるようになったお寺です。

こちらのお寺のお庭も桜を始め、様々な花や樹木が植えられており、
四季折々綺麗な様子を見せてくれます。


その中でも珍しい桜があり、その名も「御車返し」(みくるまがえし)といいます。
桜の種類は多々ありますが、この「御車返し」という桜は初めて観ました。

こちらの桜、後水尾天皇が余りの美しさに御車(牛車)を引き返してご覧に
なったと言われる桜で、一枝の中に一重と八重の花をつける珍しい品種です。
東京にはこの両大師にしかないそうです。


さらに、その「御車返」の根元にはこんな石が・・・
こちらの石は「寝釈迦石」とい言います。
本当にお釈迦様が寝ている姿に見えませんか?

桜の下に横たわっておられるお釈迦様というのは、どことなく
のんびりした感じがありますね。
まさに春眠暁を覚えずといったところでしょうか?

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