2011年11月11日金曜日

X-men first generation



【ストーリー】
1960年代。裕福な家庭に生まれ、名門大学に通うチャールズ・エグゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)は、強力なテレパシーを使うことができるミュータントだった。チャールズは、自分と同じような特殊な能力を持つ者の存在に気付き始める。そんなときに出会ったエリック・レーンシャー(マイケル・ファスベンダー)は、強力な磁力を発生させ、あらゆる金属を自在に操る能力を持っていた。エリックはナチスに母親を殺され、復讐を誓いひとりで生きてきたという過去があった。ミュータントの能力を使い、人類と闘うべきか共存するべきか異なる信念を抱いていた2人だったが、友情を深める。やがて2人は世界各地のミュータントを仲間として迎え入れていく。しかし、戦時中にエリックの母親を殺した元ナチスの科学者セバスチャン・ショウ(ケヴィン・ベーコン)が、ミュータント集団“ヘルファイヤークラブ”を結成し、恐るべき計画を実行に移す。チャールズとエリックはその野望を阻止しようとするが、彼らの友情の絆は引き裂かれ、チャールズはX-MENを設立するプロフェッサーXに、エリックはミュータント・テロリスト軍団“ブラザーフッド”の首領マグニートという、反する道へ進んでいく。
(goo映画解説より)

自分が人と違っているって違和感を持った事はありますか?

多分、どんな人でも多かれ少なかれ、身体的な事でも感受性の部分でも
周囲と違っていて戸惑いを感じた事があるのではないでしょうか。

既に公開から半年が過ぎてしまい、ロードショー公開も終了してしまって
DVDやブルーレイの販売、レンタルが開始されている、この
「X-men ファーストジェネレーション」
私は10月に名画座での2本立て上映で観てきました。

私はあまりSFやアクション系の映画を観ないですし、
まして、この映画はシリーズ物。
全く観る予定は無かったのですが、様々な映画評でとても評判が
良かったので、ちょっと観てみるかという気軽な気持ちで出掛けました。

しかし、そんな軽い気持ちを完全に良い意味で裏切ってくれました。

SFというと近未来物というイメージしかなかったのですが、
このお話は1960年代が舞台。
第二次大戦下のナチスの強制収容所から始り、その後も東西冷戦の
過程やクライマックスはキューバ危機などを背景に、物語が進行します。
そんな世界の歴史的事件の陰で、ミュータントと人類の攻防が幕を開けるのです。

SFアクション映画というイメージしかなかったこの映画で、私が一番強く
惹き付けらたのは、特殊能力を持って生まれてしまったミュータントたちの苦悩。

一見普通の人間に見えるが、とてつもないパワーを持っていて、
そのパワーが周囲との軋轢を生んでいる者。
既に見た目が変わっていて、その姿と能力に苦悩する者。

この映画は差別や偏見を恐れて自分の持っている力を隠して生きている者たちの
せつなさや苦悩がきちんと描かれていることにより、単なるSFアクション物では
ない深い人間ドラマとして成立していると思いました。

とはいえ、もちろんSFアクションの醍醐味でもある、特殊能力の
VFXシーンやアクションは豪快に表現されいますし、また1960年代の
デザイン(主に洋服やインテリアなど)もとってもお洒落です。

このお話は「X-men」シリーズの前日譚ですので、過去作品を
観ていなくても、とても楽しめましたし、これを観たことにより
シリーズを全て観たくなりました。

さらに、これはリブートとして作られており、シリーズ仕切り直し第一作目
という事で、このシフトで続編が製作されるとのこと。
今年公開したばかりですが、次回作が早くも楽しみです

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