2011年3月30日水曜日

はるのにおい

「あ、春の匂いがするね~」と、まだ冬枯れている2月の中旬から下旬あたりに
言い出すと決まって、親は怪訝そうな顔で「そう?」と言ったものでした。

きっと私だけではないと思うのですが、季節が変わるとその
空気の匂いも変わるんですよね。

ただ、普通はもっと日差しが暖かくなったらとか、夏なら気温がもっと
上昇してからとか、目に見える変化があると納得してもらいやすいのかも。

私は田舎の生まれなので、きっと田畑の匂いなのかなと思っていのですが、
東京に住むようになっても、田舎と変わらない「季節の匂い」がします。
それはその季節らしい景色になる少し前に漂ってきます。

まさに春なら2月の中旬から下旬にかけて、ある日突然、「あ、春の匂いがする」
と感じるのです。
今年もまだまだ寒い最中に漂ってきましたが、その匂いを感じてほっとした
ものでした。

上野の山の桜も今日か明日には開花です。
ようやく匂いに景色が追いつきました。



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