2011年3月25日金曜日

奏楽堂

旧東京音楽学校(現:芸大音校)の奏楽堂では毎週日曜日に
日曜コンサートを開催しています。

第一日曜・第三日曜 チェンバロ演奏
第二日曜・第四日曜 パイプオルガン演奏
午後2時~と午後3時~の2回(30分づつ)
入場料300円

その日はチェンバロ演奏の日。

丁度通りかかった時に演奏時間間近でしたし、初めて入る奏楽堂への興味もあり、
あまりクラッシックを聴く方ではないのですが、入ってみる事にしました。

明治23年に創建された建物は日本最古の木造の洋式音楽ホールとのことで、
かつては滝廉太郎がピアノを弾き、山田耕作が歌曲を歌い、三浦環が日本初の
オペラ公演をおこなったという由緒ある舞台は、復元されたシャンデリアが輝き
大正九年に徳川頼貞公がイギリスより購入したパイプオルガンが正面にその
存在感を示しています。

内部に入った途端、タイムスリップしたかのような空間で、階段の手すりすら
歴史の重みを吸って底光りをしているようです。
そんな中でチェンバロの演奏を聴いているとバロック時代にいるような感覚
になるから不思議です。
チェンバロやパイプオルガンの音というのはどうしても宗教音楽的なイメージ
があるせいか、聴いている間中何故か祈りを捧げているような気分にもなりました。



お天気の良い日曜日、ちょっと時間旅行を楽しみたいなら是非
上野の奏楽堂にお出でください。
きっと心洗われるひとときが過ごせるはずです。



そうそう、その日はなんと奏楽堂前にこんなイキモノが!


これぞ台東区のゆるキャラ「たいとうくん」
頭と体で「台」「東」・・・。
なんのひねりも無い名前ですが、なかなか愛くるしい(?)コですね。

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