2012年1月30日月曜日

我が心の名画座

東京に住んでいてメリットを感じることのひとつが
映画館がたくさんあること。

子供の頃から映画が好きだったけれど、上映されるのはビッグバジェットな
ハリウッド超大作や、日本映画でも売れっ子が出演している作品が主。

地方に住んでいると、いろいろな情報は入ってきても、映画館で上映され
ないということはザラ。

今ほどDVD(当時はビデオ)レンタルも種類豊富ではありませんでした。
映画雑誌や情報誌などで得た情報を読んでは、
「どんな映画なんだろう・・・」と想像力を膨らませるだけでした。

そんな私が上京して、驚いたのは、東京ではとっても沢山映画館があること。
そして、ハリウッドものに限らず、ヨーロッパ(フランスやイギリスに限らず
東欧や北欧など)や中東(イランなど)の良質な作品の他、邦画でも、アート系の
インディペンデントなエッジの立ったものが、本当に沢山上映されていたのでした。

今では当たり前のように会社帰り一本観て帰るなんて事をやったり
していますが、高校生の頃の自分を振り返ると、贅沢になったものだと
しみじみと感じてしまいます。

さらに、ここ数年は都内にある名画座によく行きます。
様々な企画や特集を組んで、日替わりでいろいろな映画を上映していたり、
スタッフが趣向を凝らし厳選した名画をオールナイトで上映したり。
ロードショーが終わった作品をわりとすぐに上映してくれるところも。
(池袋にある新文芸座)

しかも料金もお得です。
(たいがい2本で千円ちょっと割引がきけば千円以下も!)

(飯田橋にあるギンレイホール)

小さいけれど、内容は盛りだくさん!
(早稲田にある早稲田松竹)


シネコンの広くて設備の整った映画館も良いですが、ちょっと趣のある古い
名画座も、新しい発見が出来る楽しい場所です。


新文芸座
http://www.shin-bungeiza.com/

飯田橋ギンレイホール
http://www.ginreihall.com/

早稲田松竹
http://www.wasedashochiku.co.jp/

2012年1月25日水曜日

贅沢な一杯

コーヒー、紅茶、緑茶に抹茶etc・・・。

美味しい飲み物ならなんでも大好き。

こういう嗜好品はまさにピンキリの世界。

普段はキリに近いものを飲んでいますが、たまには
コレは!という逸品を飲んでみたくなります。

今回久しぶり(数年ぶりくらいかな)に購入したのは・・・。

Mariages Freres
17世紀からの紅茶文化を受け継ぐ老舗で、世界各地から仕入れた茶葉を独自に
ブレンドして「フランス式紅茶」として販売しているフランスの紅茶専門店です。


日本の銀座本店は、まさにそれこそ数百種類の茶葉が大きな円柱の缶に
入って所狭しと並んでいます。


揃いのスーツをピシリと着こなしたお店の方がすかさず好みを尋ねてくれます。


今回はお友達へのお礼の品として探していたので、あまり個性的ではなく
飲みやすいけれど、ちょっとアクセントのあるもの。
さらに、ストレートでもミルクティーでも合うもの。
という抽象的でわがままなリクエスト。


しかし、お店の方はリクエストからあっという間に5缶ほどをピックアップ。


ひとつひとつ産地やブレンドしてあるフレーバーなど詳しく解説しつつ、
香りを確認させてくれます。


リクエスト内容は同じなのに、ひと缶ひと缶全部違った香りにうっとり。
全部!と言いたいところをぐっと堪えて、ひとつに絞りました。


French Breakfast


チョコレートや麦芽のような香ばしいかおりが確かにストレートでも
ミルクティーにもぴったり。


友達へ贈るものでしたが、自分用にも購入してしまいました。


休日の朝にゆったりと美味しい紅茶を飲みながら過ごすのは
最高の贅沢かもしれません。
Mariage Freres 銀座本店
東京都中央区銀座5-6-6
http://www.mariagefreres.co.jp/

2012年1月24日火曜日

雪おろし

昨夜は新潟もかくやというほどの雪でした。

雪の予報は出ていましたが、帰宅時はまだ雨。
あまり雪が降るほどの寒さも感じませんでしたので、
予報ははずれかも・・・と思っていました。

余り外を気にせず自宅で寛いでいたところ、
ところが、突然“ゴロゴロ、ドーン”凄い音が。
外を見てみても雨が降っているだけ・・・。

しかし、しばらくして外を見てみると、雨が雪に変わっていました。
しかも、すでに家々の屋根が白くなるほど。

え、もしかしてあの音は「おろしの雷」だったの?

北陸地方などの日本海沿岸地域では、雪が激しく降る前に雷が鳴ります。
それを「雪おろし」と呼びます。
※雪起こしという地域もあるとか。

しかし、太平洋沿岸地域ではそのような現象はないそうで・・・。
でも、確かに大きな雷の音がしたんだけどな。

そんな音と雪のせいか、ちょっと新潟の冬を思い出してしまいました。

今朝は一転、快晴の青空。

でも、激しく降った雪が地面に残り、風景もちょっと新潟ちっくになっていました。

2012年1月23日月曜日

こころ静まる

雨の土曜日。

いつもなら土曜日や日曜祝日なんかは、自宅周辺は
ちょっとした観光スポットなので、たくさんの人が街歩きを楽しんでいます。

しかし、雨の日、特に冬の雨の日は、すっかり人気(ひとけ)がなくなります。

人々がたくさん街歩きをしている時は、なんだか空気が弾んだように
感じられるものです。(これは天気が多少悪くても)

しかし、冷たい空気と雨、そして人の気配が無い街を歩いていると、
街に漂う気のようなものが、しん、と静まっているような感じがするのです。
冷たい空気のせいかもしれませんが、歩いている自分の気持ちも
だんだんと静まって、瞑想に近い気分になってくるから不思議です。

雑念が飛んで、気持ちが静まるってとっても心地よい時間です。

なので、天気が悪くても冬の日の雨の日は街を少しの間だけでも
散歩するのが好きです。
(実際は寒いのが苦手なので長時間はムリ!)

2012年1月19日木曜日

変わってる?

宮崎の友達から贈って貰った「日向夏

本当に大好きで、この季節になると必ず食べたくなります。

他の柑橘類よりこの日向夏のどこが好きかといえば、
白いワタの部分。

通常、夏みかんや八朔などおおぶりの柑橘類は白い厚いワタの部分
食べませんよね。

しかし、この日向夏はソコが美味しいんです!

さっぱりすっきりした酸味の果実部分ももちろ大好きですが、
柔らかくてほんのり甘さがある白いワタは格別に好きなんです。

なので、日向夏はちょっと変わった剥き方をします。

こんな風にりんごを剥くように薄く、うすーく剥いていきます。

そして・・・
房に分けてカットしたら出来上がり!

一口でワタと身を同時に味わうもよし。
ワタの部分を最初に剥いて食べてもよし。

味わうところが二種類あるって欲張りな私にはぴったりな果物です。

ふふ、明日の朝も食べよ~っと!

2012年1月17日火曜日

神社エール

神社エール」は“じんじゃえーる”と読みます。
ジンジャーエールではありませんが、ジンジャー(生姜)が入った飲み物です。

以前ご紹介した「古町糀製造所」さんが製造販売している商品で、
早い話が「生姜いり甘酒」。

新潟に帰省して古町に遊びに行くと、だいたい立ち寄って一杯飲んで
一息入れます。

今回は伺えなかったので残念に思っていたところ、銀座の松屋さんに
催事で出店している事を知り、夏の催事では売り切れで購入出来なかった、
この神社エールをどうしても購入したい!と早速駆けつけました。

今回はバッチリ購入しました!
ラベルが鳥居のデザインで可愛いしご利益ありそう~!
夏は冷たくひやして!
すっきりした甘さに生姜が効いてさっぱり喉の渇きを癒してくれます。
(でも生姜パワーで身体を冷やしません)
冬はホットで体ぽかぽか。
温めるとより強く甘みを感じます。

古町糀製造所さんは新潟総鎮守の白山神社の参道に面しており、
そんなことからも、名前に神社を入れたのでしょうね。

こちらの甘酒は砂糖を一切使っていない糀の発酵だけで作りだした甘さ。
しかも身体を温める効能がある生姜が入っているとあれば、この季節には
もってこいの飲み物とだ思います。

実は先日お誕生日だった彼女に上げたプレゼントがコレ。
ご自身で塩麹を作られているようなので、喜んで頂けたらと思った次第。

ところで、ナ・ナ・ナント!
古町糀製造所さんがとうとう東京に進出だそうです!

自由が丘店と松屋銀座店の二店舗だそう。

自由が丘店は2月1日
松屋銀座店は2月下旬
オープン予定とか。

自由が丘は自宅から遠いのですが、銀座はよく行くので、
本当にありがたいです!
とはいえ、自由が丘店にも機会をみつけて伺いますよ~!

故郷で親しんでいたものがより多くの方にお目見えするのは
何だかとっても誇らしい気持ちになりますね。

古町糀製造所
http://www.rakuten.ne.jp/gold/omuwata/top.html
神社エール
http://www.rakuten.ne.jp/gold/omuwata/item-jinjaale.html

2012年1月16日月曜日

プレゼントの極意

先日お誕生日の方と夕食をご一緒しました。

その方は私より年上のとてもエレガントで美しい方。
もちろん、外見もなのですが、内面もとても気配りをなさる優しい方。
明るくてネガティブな事を口になさらないせいか、会っていると
こちらも気分が高揚してきます。

そんな彼女とほぼ一年ぶりくらいにお会いしたのですが、
誕生日ということもあって、心ばかりのものを贈りました。

しかし、彼女の誕生日なのに、逆に贈り物を貰ってしまいました。
(本当にお気遣いありがとうございます)

そのプレゼントがコレ。
中身はコレ
(このサルの人形は以前から持っていたものです。)

何かと申しますと、「タオル」です。

以前も誕生日にタオルを頂戴したことがあり、
そのタオルがとっても肌触りが良くて、自分でも購入したほど。

タオルって消耗品でもあるので結構おざなりにしがちなもの。
しかし、ちょっと上質なものを使うとそのCPの良さを実感するのです。

肌触りだけではなく、吸水性や耐久性が良いので、洗い髪などを乾かすときに
その威力は発揮されます。
タオルドライだけで、結構水分が取れるので、ドライヤーを使う時間が短くなり、
電気の節約にもなるのです!

私は誰かにプレゼントを贈るとき、いつも「買うほどではないけど、貰ったら
嬉しいな~」と思うものを選ぶようにしています。

ちょっと贅沢だからと自分では購入しないけど、誰かから貰ったら超嬉しい!
っていうもの。
例えば、ちょっとお高めのチョコレートや飲み物、ちょっと値の張る入浴剤とか・・・。
めちゃくちゃ高いわけではないけど、自分で購入するにはちょっと躊躇しちゃうな
というものは、きっと貰ったら嬉しいんじゃないかな~と。

きっと彼女もそういうポリシーを持っていらっしゃるのではないでしょうか。
まさに、購入するにはちょっと躊躇するけど貰ったら超嬉しい!
というものでしたから。

もちろん、彼女の方が私の何倍もセンスが良く気の効いたものを
さり気なく贈るという高等技術を身につけていらっしゃると思います。

私もそんなセンスやさり気なさをもっと身に付けられたら良いな~。

※因みに頂いたタオルは愛媛は今治の風で織るタオルとして有名な
 「池内タオル」さんのものです。
池内タオル
http://ikeuchitowel.com/

2012年1月15日日曜日

こころに留める


今朝、突然インターフォンが鳴り「ゆうパックのお届けものです」と。

どこかから荷物が届く予定が無かったので、驚いて出てみると、
宮崎の友人からの嬉しいサプライズプレゼント。

私が大好きな「日向夏」の箱が!

東京で知り合って、一時期はかなり近い場所に住んでいた事もあり、
一日と置かずに会い、泊まりあったりしていたものでした。
(既に20年くらい前の話ですが・・・)

その彼女が実家の宮崎に帰ることになった時は本当に寂しかったです。
東京と宮崎の距離を思えばすぐ会うということは出来ませんが、
メールや年賀状のやり取りなどを通じてずっと交流は続いていました。

とはいえ、やはり筆まめでは無い私ゆえ、
メールも頻繁にするという事はないのでした。

しかし、彼女は「日向夏」の季節になったということで、日向夏好きな
私を思い出して、宮崎から贈ってくれたのです。

その心遣いに本当ありがたく嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

忙しい日々の中にあっても、その気遣いを心に留めておく事の出来る
彼女の優しさに改めて気付かされ癒された日曜日の朝です。

2012年1月11日水曜日

隠れ銘菓

新潟の銘菓といえば、「笹団子」や「飴最中」、「越の雪
が比較的有名かもしれません。

しかし、新潟といえば米どころ。
米菓を扱っているお菓子メーカーが沢山あります。

亀田製菓」「岩塚製菓」「越後製菓
さらに、「ブルボン」という洋菓子がメインのメーカーも
お米のお菓子を出しています。

どのお菓子メーカーも商品を全国展開しているので
皆さんもご存知の事と思います。

しかし、そんな全国的に知られたメーカーの商品で、
新潟だけにしか販売していない商品があります。

それがこの亀田製菓の「サラダホープ
ご存知ない方に説明するなら、塩味の軽めのあられという感じでしょうか。

このサラダホープは私が子供の頃からあり、
それこそ、常備されているといって良いくらいポピュラーなお菓子でした。

余りにポピュラーなので、まさか新潟だけでしか販売されていないということを
知らないほどでした。

上京して初めてサラダホープが県外には無いと知ったときは、かなり
ビックリしたものです。

しかし、今ではちょっとしたお土産として会社などに配るとき重宝しています。

かっぱえびせんのように一度封を開けたらやめられないとまらない
ポリポリおやつやおつまみに・・・。
これは新潟の隠れた銘菓だと思います。

2012年1月10日火曜日

Silver Dragon

やっぱり1月はお正月ということもあって、
街は干支の飾りが多いですね。

今年は辰なので、あちこちで「龍」の飾りやキャラクターなどを
みかけます。

先日出かけた銀座松屋の地下の小さいショーウィンドウに
二匹の龍が。

シルバーな質感と陰影が美しいディスプレイ。

百貨店の小さなショーウィンドウに繊細な細工で作られた龍が
お互いを鼓舞するように生き生きと舞っています。

こんな勢いのある一年になったら良いですね。

2012年1月8日日曜日

Year of the Dragon


あけましておめでとうございます。

というには余りにも遅すぎますね。
更新頻度がまちまちな拙ブログですが、今年もよろしくお願い致します。

ところで、今年は辰年。
龍の年ということもあって何だかとっても激しい一年に
なるのかなあ・・・と想像してしまいます。

昨年も激動の一年(というか激動じゃない年なんて無いとも思いますが)
でしたので、何となく落ち着いた年になったら良いなあ、なんて怠け者の
私は思ってしまうのです。

でもそんなに世の流れは都合よくいかないものですよね。
きっと想像もつかない出来事がそれこそ世界情勢、日本の政治経済など
規模の大きいものから、身近な事象に至るまで、巻き起こるのかもしれません。

事実は小説より奇なりと言われる如く、本当に起こってくる事象は
それこそ予測の斜め上を行ったりすることはザラですから。

起こってくる事象が一緒なら不安ばかりを考えて身を縮ませていても
どうしようもないので、もっと大きな視点にたって、どんっと構えて受け止める
事が出来たらと思います。

ということで、今年の目標は「慌てない騒がない落ち着いて」でしょうか。

一年経って、去年より少しでも器が大きくなっていたら良いなあ~。

「Year of the Dragon」はアメリカ映画で、
  ミッキー・ロークやジョン・ローンが出演した映画のタイトルです。
   30年くらい前の映画ですがとってもおもしろいですよ。
   (辰年とは関係ないマフィア映画です)