私は植物を育てるのが苦手です。
綺麗な薔薇の鉢植えを貰ったときは、とっても嬉しかったのですが、
水遣りの量やタイミングが分からなかったり、外に出すのもおっかな
びっくりしていて、余り長く咲かせておくことが出来ませんでした。
そんな私ですから「茶色の指」を持ってるからね~
と自嘲的に言って鉢植えなどを自ら買うことは殆どありませんでした。
友人宅などに行くと、観葉植物がたくさん置いてあり、
綺麗な緑の葉を元気に繁らせているのを見て羨ましくなります。
道を歩いていても、綺麗に花を咲かせているお宅の庭先や、お寺などの
美しく丹精された庭に、目の保養をさせてもらっています。
植物は誰かが育てたものを眺めるのが一番。
そう思ってきたのですが、昨年の秋立ち寄ったビルで開店7周年の
記念品として配布していた小さな「パキラ」をもらいました。
本当に小さかったし、どうせすぐ枯れてしまうんだろうなと思いつつ
部屋の隅に飾っておきました。
最初は余り気にもとめなくて水遣りも一週間忘れたりしていました。
そんな風におざなりにしていたのですが、数週間後ふと見てみると、
新芽が出ているのです。
とはいえ、そんなに気にも留めずにやはり殆ど放置していました。
しかしその新芽はどんどん育って綺麗な緑の葉になったのです。
(最初は樹皮のある部分の先端に小さい葉が四枚ほどでした)
そうなってくると少しは関心が向くというか、少し気にして水遣りを
してみたり、窓際の陽のよく当たるところに移動してみたり。
ただ以前友達に過保護にするから植物が駄目になるんじゃないの?
というアドバイスを貰っていた事を思い出したのでした。
確かに、気にしすぎて水遣りを頻繁にしてしまったり、部屋の中だけに
置いておいてしまったり・・・。
やはり植物も人間関係と一緒でタイミングや距離感が大切なのかもと
今は思っています。
今回は最初から余り気に掛けすぎず適度な距離感を保てたのが
吉と出たのかもしれません。
今では少し大きい鉢に植え替える程沢山の葉を繁らせてくれて、
元気な緑に癒されています。
ただ、このパキラどこまで大きくなるのやら・・・。
また鉢を買わなければならないかも?
※パキラは比較的育てやすい植物なので私の苦手意識を取ってくれるのに
丁度良かったのかもしれません。