2011年9月15日木曜日

金巻屋

創業明治四年。
上古町にある老舗の和菓子屋さんです。
暖簾も風格漂う立派なもの。
いかにも職人さんが丹精込めて作っているという風情があります。
しかし、実は前は通っていても、今まで立ち寄った事がありませんでした。
(理由は特になく、ただなんとなく素通りしていたんですよねえ)

でも、今回お店の前のショーケースに気になるものが。
枝豆を使った大福(?)のようなその商品。
ショーケースの中でひんやりと冷たそう!
暑い日だった事もあり、もう見たら溜まらず購入してしまいました!

すぐに食べたかったのですが、ウチで待っている家族と一緒に
食べようと我慢ガマン!
お皿に盛り付けて一枚パシャリ。

一口頬張ると笹の葉の香りとひんやりしたモチモチのうっすら甘い皮。
さらに程よい甘さの枝豆餡がなんとも上品で、あっという間にペロリと
たいらげてしまいました。

なんでも、こちらのお店、新潟のおみやげコンクールで、
「米万代」というお菓子が金賞を受賞したのだとか。

今度帰省した折にはその金賞のお菓子や別のものも
チャレンジしてみようと思ったのでした。

金巻屋
新潟市中央区古町通り3-650
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし

2011年9月13日火曜日

夏の装い

まちたび新潟に戻って夏の思い出を。

新潟に帰ると立ち寄るのが上古町。
そんな中でも最近いつもお邪魔しているお店が何軒か。

そのひとつが「胡蝶」さんです。



今回はお店も夏の装いです。
水槽が丸くて可愛らしい。
水があると一段とさわやかな感じを演出しますね。
相変わらず小物も綺麗目な色のものが多く、さらに季節感のある
扇子なども目を惹きます。
そんな小物で目に留まったのが、このストラップ。
組紐をストラップに仕立てたのだとか。
色の組み合わせが好きで購入しました。

お店の方に伺ったら、お盆シーズンはお客様が割りと少ない時期なんだとか。
というのも、お得意様はご近所の方が多く、この時期は皆さんお出かけになら
れてしまうそう。

そんなワケで、私はまたお茶などご馳走になり、いろいろな夏物の着物を
沢山見せてもらい、また新潟の美味しいお店のお話など伺う事ができました。

それにしても、夏はなかなか着物を着辛い季節でもありますが、
店内がさわやかに演出されていたり、置いてある着物も涼しげなものや
季節感があるものですと、手にとってみたくなりますよね。

中秋の名月

9月12日(既に昨日)は中秋の名月。

完全に夏の暑さがぶり返していて、とても秋という風情では
ありませんでしたが、帰宅時にふと見上げた夜空にとても
大きく丸い月。
本来お月見には薄を飾りお団子など食べながらのんびりと
その光に身を浸すべきなのかもしれませんが、今夜はその余裕も
なく、ただぼんやりベランダから眺めるに留めました。


2011年、21世紀を生きる私たちですが、空に浮かぶ月は
悠久の時を越えて輝いているのだと、ふといにしえの人たちが
観た月に思いを馳せました。

月の光は太陽の光とはまた違って静かにゆったりと降り注いでいます。

※後で知ったのですが、この日の中秋の名月は6年ぶりの満月だったのですね。

2011年9月7日水曜日

ネルソンの庭

どっぺり坂を市街地に向かって下っていく途中、
知事公舎の手前に白い壁の洋館があります。

そんな洋館の入り口に「NELSON」という看板が。
看板が出ていて門が開いているなら、もちろん入ってみます私なら。

洋館と思って入ってみると、その正面入り口は完全に和風。
立派な瓦屋根とモダンなガラスのドア。

何でも、旧副知事公舎跡だとか。
歴史的建造物をリノベーションしてお店にしたんですね。
和モダンな感じがとっても素敵です。

中に入ってさらに驚いたのはおしゃれなエントランスと広々としたスペース。

ちょっと外からみただけでは分かりませんでした。


カフェスペースもかなりモダン。

しかも、飲食スペースの他にギャラリーにしている和室まで!
和室を背にして左の扉の先には・・・
いろとりどりのソファーが可愛らしいミーティングルームのようなお部屋が。
貸切イベントには丁度いいかもしれませんね。

暑い日でしたが、ホットコーヒーで小休止。

他にもいろいろなイメージのスペースがありましたが、
お客様もたくさんおられたので、あちこちパシャパシャと写真を撮るのを
憚られてしまいました。
お庭も広くてとても綺麗。
今度伺った時にはもっと沢山写真におさめたいなと。

暑い盛りに一息つこうと思って入ったお店。
コーヒーも美味しかったですが、こちらは本来イタリアンのお店。
夜訪れてお料理とお酒を楽しんでみたくなりました。

「ネルソンの庭」
http://www.crush.jp/nelson/
http://www.week.co.jp/komachi/gw/itp-pc_gw.php?ip=00013170#propage1
Blog
http://ameblo.jp/nelsonnoniwa/

2011年9月5日月曜日

どっぺり坂

古町などの市街地から西に向かって歩いていくと、
知事公舎などのある閑静な住宅街になります。

そこから更に海を目指して歩いて行ったところに
どっぺり坂」はあります。





「どっぺり坂」といっても坂ではなく階段です。
でも、この坂は古くから新潟市民にはお馴染みです。

さてこの「どっぺり坂」のどっぺりってどんな意味や謂れがあるのでしょう。
それは、旧制高校(現:新潟大学)の寮が坂の上にあり、夜な夜なこの坂を
下っては街に遊びに行っていたとか。
遊びが過ぎると、「落第する」→「ダブる」→ドイツ語の「ドッペル(二重になる)」
からきているのだそう。

まさかドイツ語由来だったとは!
それにしても、その由来を知ると途端にその頃の学生さんたちの
やんちゃな姿まで浮かんでくるようです。



今やひっそりと静かな佇まいをみせる「どっぺり坂」ですが、
その頃に思いを馳せながら市街地を眺めるのもオツなものです。

この坂を上ると日本海はすぐそこです。