古町などの市街地から西に向かって歩いていくと、
知事公舎などのある閑静な住宅街になります。
そこから更に海を目指して歩いて行ったところに
「どっぺり坂」はあります。
「どっぺり坂」といっても坂ではなく階段です。
でも、この坂は古くから新潟市民にはお馴染みです。
さてこの「どっぺり坂」のどっぺりってどんな意味や謂れがあるのでしょう。
それは、旧制高校(現:新潟大学)の寮が坂の上にあり、夜な夜なこの坂を
下っては街に遊びに行っていたとか。
遊びが過ぎると、「落第する」→「ダブる」→ドイツ語の「ドッペル(二重になる)」
からきているのだそう。
まさかドイツ語由来だったとは!
それにしても、その由来を知ると途端にその頃の学生さんたちの
やんちゃな姿まで浮かんでくるようです。
今やひっそりと静かな佇まいをみせる「どっぺり坂」ですが、
その頃に思いを馳せながら市街地を眺めるのもオツなものです。
この坂を上ると日本海はすぐそこです。
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